2015/03/21

思い入れのある筐体デザイン 購入ミシNO.26 リッカー・ベルニナ・アーティスタ170

どうしても頭から離れない、思い入れのある製品というのは誰しも何かしらあるのではないでしょうか。

私にとって、ミシンという分野に関して、ベルニナというメーカーは非常に大きな意味をもっていますし、色んなメーカーのミシンを手に入れ、一時はそちらの方に気持ちが傾きそうになりますが、やはりベルニナだなと思う事は多いです。

高価で憧れの対象となっているベルニナだからいいのではなく、使いやすく愛着が持てるからベルニナなのです。

シンガーの15種やJUKIのシュプールなんかは場合によっては、ベルニナよりも優れたミシンともいえます。またハスクバーナやジャノメもこれでないとと思わせるミシンがいくつかあります。

ただし、わかりやすく簡単な上糸通し、垂直釜の扱いやすさ、フットコンのサイズや踏んだ時の反応、針の動き、ボタンやレバーの位置など全てにおいてベルニナが体に合っていると感じるのです。

おそらくジャノメが体に合っている人もいますし、ハスクバーナが合っている人もいます。ブラザーのヌーベルが何より使いやすいという人もいるでしょう。
水平釜は便利で簡単だし、追加の押えやボビンなど部品も安価で手に入れやすいので、初心者の人はジャノメなど日本のメーカーのミシンがいいと思ったりしています。先日、これからミシンでソーイングを始めたいという人に、ジャノメのコンピューターミシン・センサークラフトを奨めて代理購入し整備して渡してあげたところ、すごく喜んでもらったことがあります。
ジャノメのミシンは便利で機能的、性能も一定以上あるのですが、私の使い方や体には何となく合っていないと感じます。このことは以前の投稿で書きました。

そして、私にとってベルニナの中でも一番欲しいと思わせる外観デザイン、見た目に魅かれるミシンがベルニナ初代アーティスタなのです。

モノクロモニターであり、今ではやや古くなったという印象もあります。

カラーモニターとなり、機能も充実した後継のアーティスタ200、730、630、640、最新の5や7シリーズなどには及びませんが、白一色のボディに、控えめに整列するように紺と紫の中間色のボタンが配置されていて、ここしかないという位置に収まった丁度良い大きさの液晶モニターが好きなのです。

全体的に他のものよりもすっきりしていながらも、ちょっとした主張があるのがいいのです。

後継のアーティスタもこの初代のデザインを色付けしたり、モニターを大きくしたりしてアレンジしたように見えます。全てはこれが始まりなのではないかと思えるのです。

モニターに関していうと、他社(ハスクバーナ、ブラザー、JUKI,など)の豪華な液晶タッチパネルのミシンはアーム右側に付いていることが多いですし、ジャノメの最近のものセシオ11000、11500、ハイパークラフト12000DXなどは本体右上部にありますが、どうもバランスが悪く、ミシンなのかPOSレジなのかパソコンなのかわかりません。これらジャノメの高級ミシンは機能的には素晴らしいと思え、興味もあるのですが、デザインがちょっと、、、、、なのです。

赤の小さなアクティバも可愛いのですが、私はやはり男ですし、ボタンの色がより頑丈そうに見えるこの初代アーティスタが好きなのです。

ベルニナ・アーティスタ180を購入したものの不具合が多く、結局修理なしでは使えなくなってしまい、また9㎜幅の全回転釜はどうにも自分の用途には合っていないような気がしたというのはこちらを見てもらえればわかると思います。

その後同じ外観デザインで、ベルニナCBフック半回転釜の170や165が欲しいなと漠然と思っていたところ、アーティスタ170のリッカー代理店時代に販売されたモデル、RICCAR BERNINA170が、電源が入り針は動くが、ディスプレイが表示されないということで出品されていたのです。

運よく比較的安価で手にすることができたアーティスタ170についての続きは、また次回から。

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