かつてこのブログでも触れたことのあるこのミシン。JUKI HZL-11 フルフル
一説にはフレンチデザインのミシンだということで、そのミッドセンチュリーモダン(1950〜60年代アメリカを中心に流行したシンプルながら未来的な感じのするデザインスタイル)的オシャレなデザインは唯一無二なスタイルです。
NECCHI LOGICAは80年代前半にできたものですが、このフルフルはその少し前に70年代後半に発売されたものです。
ロジカがスターウォーズ的スタイルだとすれば、フルフルはどちらかといえば、よりシンプルな「2001年宇宙の旅」に出てくるインテリアに近い感じがします。
すべてのパーツをケースに効率的に収納できるようになっています。
このミシン、ライトは内臓型ではなく、別立て。独立したランプとしても使えます。
コードが短いので、他のシーンで使うには延長コードが必要になりそうです。
通常の設計どおり、ミシンのライトとして使う場合は、ランプをミシンの背面のコンセントに入れて電源を確保します。
そしてこのライトのカバーを開けてこんな感じで照らします。
このミシンは水平ガマです。まだJUKIのミシンのほとんどが垂直ガマだった時代、このミシンはちょっと特殊な位置にいるものです。
ただし、シンガーやジャノメに比べて、水平ガマとしては後発だったためか、縫い目はいまいちです。
裏の縫い目がやや粗く、ビシッとしまった縫い目にはなりません。
縫い目はすごくきれいではないですが、一応、直線、ジグザグ、ボタンホールなどが問題なく縫えますから、これで十分という人はいるでしょう。何より他とは違うデザインのコンパクトなミシンが欲しいという人にはいいですね。
小さ目のフットコンで操作するタイプで、音は普通。静かではないが、うるさくもない。
天秤は上下ではなく水平に動くので、糸かけの仕方も特殊です。
ダイヤルは小さくかわいい。
また、テーブル面は筐体の大きさに比して広めです。
JUKI HZL-11 Frou Frou、縫いは期待できなくても、何とも愛着の持てるミシンなのです。
こんにちは ジューキHZL11で検索していてこのサイトに行き着きました
返信削除あまり情報がなく困っております
先日久しぶりに母のミシンを出し、裁縫をしようと思ったのですが、既に説明書はなくその「ダイヤル」の意味がわかりません
そのダイヤルは何を操作する為のものなのでしょうか?
もし宜しかったら教えていただけませんか?
子供のころから、そのダイヤルを意識した事はなく、母も覚えてないそうなのでとても困っております
るみさん。ご質問のダイヤルというのがどれをさしていらっしゃるのかわかりませんが、
返信削除上の3つのダイヤルでしたら、左が・針のふり幅調節(ジグザグ幅調節)、真ん中のものが・針基線変更、右は・縫い模様設定(3点ジグザグ、普通ジグザグ、ブラインドステッチ)です。
下にある1,2,3,4と書かれたものは送り長さの調節。
返し縫はその下の黒い四角の部分を押せばできます。
これでお役にたてましたら幸いです。
ありがとうございます
返信削除上の三つの黒いボタンの事でした
直線縫いでしか使った事がなかったので、知りませんでした
模様が縫えたんですね・・・
今回このミシンのことで検索してたどり着きましたが、とてもたくさんのミシンの事を書かれていて面白かったです
まだ読んでない記事もあるので、また遊びに来ます
お役に立てて良かったです。
返信削除押し入れから出てきた古いミシンを使おうと、いろいろ探してこちらに到着しました。3つのダイヤルにも、四角いスイッチにも悩んでいて、『やった❗』と思わず独り言。お手数ですが、上糸の掛け方、ボビンの向き、ボビンに糸を巻く時の方法をご教授お願い出来ませんですか?何せ初めてのミシンですので、よろしくお願いします。
返信削除既にこのミシンが手元にないので、すべてはっきりとしたことが言えないのですが、下糸は通常の水平ガマと同じく上から見て、糸が反時計まわりになるように上から設置します。ミシン下糸方向で画像検索すれば出てくると思います.
削除上糸のかけ方、下糸の巻き方についてはこのミシンは特殊で参考になるような類似機種のマニュアルなどはないので、Graziella HZL-11 と検索して出てくるドイツ語のページにJUKI HZL-11の同型機があり、そのページに上糸かけ図と下糸巻きの写真がありますので、それを見ればわかるのではないかと思います。
ボタン類などについては追加で画像を掲載しましたので、ご参照ください。