2015/03/22

ベルニナ170、ディスプレイ表示はしたものの。。。。。

電源は入り、フットコンを踏むと針は動くが、ディスプレイに何も表示されないというジャンク品のベルニナ・アーティスタ170。

自分で色々とカバーを外したりして、基板等を確認してみて、何となくコンセントつないで、電源をいれたら、なんと!! ディスプレイに起動画面が表示され、模様選択ができるようになりました。


模様を選択すると針がその模様に応じて横に動く。


これは使えるようになるのでは? と思い喜んだのです。

そしてもう一度念入りにボディを拭き掃除して、釜周りも開けてホコリを取り除いて、針・糸を付けて布を縫ってみたのです。

ところが、、、、、、、、

布を送りません。縫えません。

良く見ると送り歯が下がったままです。

右サイドにある送り歯ダウンのボタンが引っ込んでいて、送り歯が下がった状態になっていたので、ボタンを押して送り歯を上げるようにしたのですが、上がってきません。

そこで、押えを上げると同時に、送り歯も下げてくれるベルニナのフリーハンドシステム、押え上げレバーを使って押えを上げてみるようにすると押えが上がってきました。

と、思いましたが、送り歯の位置が低い
修理ブログなんかを見ているとこの頃のベルニナ130や160なども送り歯が下がった状態になっているので、布を送らなくなったというのをよく見かけていました。

そして、何とかして、釜周辺を念入りに見てみて、これかなと思うネジを緩めて、送り歯を支えている部分を調節して、送り歯を上げる事に成功

そして布を置いてぬってみたのです。送って行きます。 良かった!

と喜んだのも束の間、今度は返し縫ができません

返し縫ボタンを押しても、ベルニナコンピューターミシンにはほぼ装備されている、ボタン一つで延々送りが返し縫い状態になるボタンを押しても返し縫いしないのです。

これは困った。

その後釜周辺に錆が見られるので、錆取り剤で錆を取り、注油をいろいろな個所にしてみたのですが、一向にこの返し縫いにならない不具合と、送りダイヤルを動かしても、送り長さが変わらない不具合は改善されませんでした


4 件のコメント:

  1. はじめてコメントさせて頂きます。
    私も最近ベルニナからミシンにはまってしまい、JUKIのHZL-7800などをオークションで入手するようになったのですが、最近入手したベルニナ130の送り歯が上がらないのです。
    こちらの記事を読んでいたので「あ、当たったか」と思いDIYで直して見ようと思ったものの以前入手したベルニナ1240も途中で開けることができず内面をいじれずに嫁に出した始末。
    ベルニナ130の送り歯を直すにはどちらをいじれば良いのかお知恵と経験を拝借できませんでしょうか?

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  2. 送り歯を調節するためには、釜の下、アーム部分のプラスチックの横長のカバーを開けなければいけません。
    そのためにミシンの台下が見える状態にして、
    ベース部分の釜の下に楕円のプラスチックがあるのですが、それを下側から押して外します。
    穴が開くので、そこから付属のトルクスレンチを通して、釜下のネジを緩めて外します。
    釜の前のプラスチックカバーは手前に引っ張れば外れます。
    横長のプラスチックカバーは左にスライドさせて外します。
    バネがついた部品が釜の右側にあり、それが送り歯を支えています。
    カバーを外した後、送り歯を手で押さえて動かしてみれば仕組みがわかると思います。
    送り歯はバネが支えているのですが、バネの上の部品を止めているネジを緩めると(外してしまわない)バネが伸び、送り歯が上がります。送り歯をちょうどいい高さに手で押さえておいて、緩めたネジをしっかり締めれば送り歯の高さを調整できます。
    送り歯は上がった状態で、針板から0.9㎜出ているが望ましいとのこと。(後ろより前が若干高い状態の方がいいようです。)ミシン屋さんはゲージを持っていて、これがあれば簡単に高さが測れるみたいです、それはないので適当にやりました。
    あくまで素人ですので、集めた情報からやってみて、何とかなったことを書いています。
    言葉の説明だけではわかりにくいかもしれませんが、お役に立てば。
    英語でBernina service manual を検索すれば、送り歯feed dogの調節の仕方が見つけられるかもしれません。英語がわからない場合も図を見れば理解できると思います。

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  3. ありがとうございます(。-人-。)
    付属のトルクスレンチだけで分解できると思いきやサイズの違うものも必要になることが分かり急ぎレンチセットを購入し見事押えを上げることに成功致しました!

    やってみれば「なんだこんなものか」と思いましたが、うちのミシンにも送り幅が変わらない・返し縫いができないという難がありました。

    ベルニナの返し縫いができなかったり送り幅が変えられなくなるのは、ほぼステッピングモーターの固着(使っていない為の固着)と自分なりに調べていましたので無理にステッピングモーターを分解したりせず(自分ではできなかったので)何度も本来可動するべき所をグイグイ押したり引いたりしました。
    (ステッピングモーターは前面カバーを外した右側にありました)
    すると返し縫いのボタンを押した時にステッピングモーターが稼働し返し縫いをするようになり、模様縫いはもちろん送り幅の変更もできるように…。

    使わないと機嫌が悪くなるミシンなのだなと思いました。

    釜を支える(入れる)器と針板を外した際に見える小さな金属板にびっしりと錆あったのでなんとか外して掃除しようとしたのですが、器自体はどう固定されているかもわからず、針板を固定しているネジの径は買ってきたレンチのサイズよりも小さくて外せずで今回は諦めました。
    機会があれば掃除しようと思います。

    本来ミシン修理を依頼すると15,000円くらいかかるところをトルクルレンチセット代だけで修理できたと大満足です。
    修理してみようと思わせて頂けたハナシ人さんのブログと、丁寧にご回答頂けた事にとても感謝しています。
    ありがとうございました。

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  4. おー!!文章だけの説明で理解いただいて修理できたんですね!すごいです。
    役に立てたようでうれしいです。

    付属のトルクスだけでは無理だったんですね。(かなり前にやったので、はっきりとすべて覚えておらず、その点だけは失礼しました。)

    それにしても、送りの固着を直したというのはすごいですね。押したり引いたりで何とかなることもあるんですね。私は修理屋さんに出しても直らなかったものもあったので、固着の度合いによるんでしょうね。

    ベルニナは長期間使わなかったり、保管状態が悪いと固着する可能性があるようなので、たまに動かしてあげることが大切なようです。

    釜周りも中古で買うと錆があるものもあるので、その際はホームセンターなどに売っている錆取り剤などを綿棒やキッチンペーパーに付けて掃除するとそれなりに取れます。
    私は外すと元に戻せないと困るので、部品を外さずに錆取りや掃除をやります。

    オイルを塗ってふき取る方法でとれることもありますが、私は一度錆取り剤で錆をとってから少しオイルを塗ることが多いです。機械ということを考えても少しだけオイルがついている方が動きがいいようが気がします。

    せっかく自分で直したミシンですし、さらに愛着もわいてくるのではないかと思います。
    ぜひ長く大事に使ってください。

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