不具合をざっとおさらいすると、
縫い目の長さ調節が出来ない。返し縫ボタンが利かない。返し縫いボタンを押して返し縫になったとしてもボタンから手をはなしても前進に戻らない。
釜周辺も結構な錆が出ていたので、その部分は錆取り剤である程度はとれたのですが、他も状態はあまりよくなかったのです。
おそらくあちこちに固くなっているところがあり、送り機構にも固着が見られるのだと思いました。
ボディを外して、中の可動部に油を注したりしたのですが、一向によくなりませんでした。
前回書いたように、英語のサービスマニュアルも購入したもののうまくいかず、これはもう自分ではどうしようもないなと思い、初めて修理屋さんに依頼しようと決めました。
ネットで見て、いくつかベルニナミシンの修理をされているところは見つけました。
そして、同機種、同症状の修理についてブログで掲載されていた宅配で受け付けてくれる修理屋さんに問い合わせをして、費用が想定の範囲内だったので、お願いすることにしました。
送った後、ガチガチに機械部分が固まっているので直らないかもしれないと連絡がありましたが、最善を尽くして頂きました。
結果
直りませんでした。
やはり自分が推測した通り、送りステッピングモーターの不具合であることは間違いなかったのですが、注油や機構の固着解消のための対処ではどうにもならず、結局ステッピングモーターを取り換えないと完治しないということでした。
残念です。
ステッピングモーターをメーカー経由で取り換えられたとしても、かなりの金額になるということを修理屋さんにも説明していただいたのもあり、この170の修理をあきらめました。
部品等も一緒にお送りしたので、そのまま送ったミシンと部品を送り返してもらいました。
長い時間をかけて頂いたにも関わらず、当初の説明にもあったとおり、直らない場合は往復送料だけで良いとのことだったので、その通りにさせて頂きましたが、かけて頂いた時間を考えると何とも申し訳ない気持ちになりました。
ただし、こういう部分でプロの仕事を見たという気がしたので、依頼をしたことは良かったなという思いを抱きました。
外観デザインはどのミシンよりも好きなので、どうしても何とかしたいという気持ちはその後も消えませんでした。
まあそのうち何かのきっかけかで、ふと直ったりするんじゃないかと願い、念じておくことにしました。
このアーティスタ170については数か月後に変化があるのですが、それはまた追々書きたいと思います。
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