2015/07/20

イギリスのソーイング・バラエティ番組 The Great British Sewing Bee

イギリスの国営放送BBC Twoで、ソーイング関連のバラエティ番組 'The Great British Sewing Bee' というのがあります。

海外のソーイング関連のブログでその番組に関することを書いている人がいたので、そういう番組があるのは知っていたのですが、最近動画がYou tubeなどにアップロードされていたので、見てみました。

アメリカンアイドルやX-Factorなど、歌手やタレントの発掘番組と同じように、参加者が審査委員にジャッジされて、1人か2人など各回ごとに脱落者がでるという、欧米のバラエティ番組(Reality TV)の王道の進行手法をとっています。
これに先立ち、 The Great British Bake Off というお菓子やパン作りを競う番組があり、そのスピンオフ番組としてSewing Beeという番組が出来たようです。

Sewing Bee はファッション関連の人ではなく、アマチュアのソーイング好きの人を対象としています。
毎回3つの課題、Pattern Challenge(型紙を使った制作)、Alteration Challenge(カスタマイズやアレンジ・リメイクなど)、Made-to-measure(モデルの体型実測による衣料制作) が与えられ、各課題の制限時間内にいかにうまく縫って仕上げられるかということが審査されます。

皺が寄っていないか、ステッチが綺麗かどうかなど技術的な面も大きな要素ですが、各自がソーイングルームにある生地や資材を組み合わせて自由に作るので、如何にセンスよく形が良い物を作れるかも問われています。

サビルローのテイラーでデザインとクリエイティブディレションをしている Patrick Grantと、Women's Institute Academyなどで長年ソーイングを教えている May Martin の二人が審査員です。

この番組は、2015年(本年)春に放送されたシリーズ3まで続いています。さらに、フランスやスウェーデンをはじめとした北欧各国のバージョンも制作されたようです。

ミシンということでいうと、殆どの回でベーシックな家庭用電子ミシン(Janome 525S)が使われているのですが、Series 2では、Episode 5で上送りのついたジャノメのMemory Craft 6600(日本ではCK)Episode 6で1930年代の鋳物ビンテージミシンが登場。Series 3ではシンガー・フェザーウェイトやベルニナのミシンも出てきます。

英語がわからないとつまらないと感じるかもしれませんが、なんとなくこんな番組なんだなというのは映像を見ればわかるでしょう。それぞれの参加者がアイデアを凝らして色んなものを作りだすので、感心することもあります。個人的には、回を重ねるごとに番組がこなれてきたのか、Series 3が面白いと思いました。

BBC Sewing Bee のページ
http://www.bbc.co.uk/programmes/b03myqj2

You Tube 動画 Series 1 Episode 1
https://www.youtube.com/watch?v=DI0rLz40wgE

Series 3 Episode 1
https://www.youtube.com/watch?v=Snwv0sUmSyU





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