あらゆる場所を清掃し、注油もしたステラさんですが、なかなか動きが普通になりません。
Elnaロータスもそうですが、モーターカーボンの接触面が黒く汚れているとスピードが出ないので、日を改めてまた右サイドを開けて、モーターをとりつけているネジをはずし、モーター周辺を見てみると、真っ黒とまではいかないものの、かなり汚れていたので、出来る限り、この接触面の汚れを除去。
再度とりつけてみると、
改善しました!!!
フットコン操作だけで軽快に動くようになりました。
そして、ためし縫いをしようと針と糸をつけて、最初に手廻しで下糸をすくいあげようとしたのですが、、、、、
全然糸が上がってきません。
うん。。。。。 あれ、、、、、、
実はこのミシン、他の水平釜のミシンと違い、下糸の糸道が特殊で、
ボビンも針と押えの後ろにセットします。さらに、ボビンをセットした後に糸を通すスリットが奥にあり、手前からは動きが見にくいのです。
そのため、何がおかしいのか前から見ているだけでは判別しづらく、また後ろから確認しても頭が整理できず、しばらく考えあぐねました。
どうして、針が糸を掬わないのだろう???????
そしてよく見てみると、ちょっと嫌な予感はしていましたが、やはり釜のタイミングがずれていました。ああーどこを触った時にずれたのだろうと、また作業継続必至となりました。
ミシンの機構を隅から隅まで把握しているほどのテクニシャンや機械人間ではないのですが、ない頭と知識で考えました。
結局、上軸(針の動きを行っている部分)と下軸(釜の動きをつかさどっている部分)をつないでいるタイミングベルトがずれているのではと推測して、そこを調整することにしました。
タイミング調整はジャノメ815の下軸ギアの交換に挑戦した際に頭にいれていたもの
1.ふり幅最大にして、
2.右側の位置で針を一番下までおりた状態にし、
3.釜の剣先が針が最下点から上がる時に、針穴上部の少し上を通過するように設定。
これを参考にしてみました。
ミシンの上糸が下糸をすくうタイミングはどのミシンもそれ程変わらないのだと考えたのです。
垂直釜の815は最大幅にして右側から上がるとき、ステラは水平釜で接点が違うので、左から上がるときかと思います。
これらはあくまで推測ですが、そのとおりにやってみたら
下糸を針(上糸が)すくうようになりました!
全ての部品を元にもどして、糸をセットし縫ってみたら、
問題なく縫えるようになりました!!!!
このミシンの清掃・整備はかなり頑張りました。
ジャノメ815の時の失敗と、ロータスの時にやったモーター部分の汚れの除去など今までの経験がものをいい何とかなりました。
少しずつ、以前よりも複雑な整備ができるようになってきました。
自分で時間をかけてメンテナンスしたので、とても愛着がわいてきたステラさんなのでした。
プロ並みにミシンの調整ができるんですね~☆
返信削除私は機械オンチなので、母の壊れていないミシンの調整さえできず、自動糸調子のミシンを買おうと早々に決めてしまいました…。今度、母のミシンに触れる機会があれば、もう一度挑戦してみます!!
プロ並みとは全然いかないんですが。。。。少しずつ色んな事を調べてやっているうちに、何とかなったという感じです。 新しいのでも、古いのでも、自分に合う、使いやすいミシンが一番ですから、相性のいいミシンを見つけてください。
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