2015/04/08

機械式、電動ミシンの最高峰!? 購入ミシンNO.28 ジャノメ・エクセル813

ジャノメエクセル815の釜の交換をしていたら調子が悪くなり、結構疲れてしまったので、これはこのミシンに旅立ってもらう事にしようと決断しました。粗大ごみにも出してしまおうかと思いましたが、やはりこのままゴミになるのはもったいないので、誰かに活用してもらえればとオークションに出品し、無事引き取りしてくれる人が見つかりました。

その後、凝りもせずジャノメエクセルについて検索してしまったがために、また気になる情報を発見してしまったのです。
815の1つ前の型でほぼ同じデザインでの813では、チェーンステッチができるとか。
予めダウンロードしていた説明書を見てみると813にはチェーンステッチの模様選択ができ、また専用の部品があるようでした。

チェーンステッチといえば、専用の工業用ミシン(ユニオン製が有名)があるくらいですから、普通の家庭用ミシンではできないと思っていました。
カバーステッチミシンではチェーンステッチはできるようですが、まさか家庭用ミシンでできるなんて。

そこで、以前はボディの色が白っぽくて好みに近かった815を購入したのですが、今回は815よりも813が欲しくなってしまいました。

813は電動、815は一針縫いボタンなど簡単な制御機能がついた電子という違いだけかと思っていましたが、こんな違いがあったとは以前は気づいていませんでした。

送り長さ、ふり幅、ダイヤルの位置やデザインはほぼ同じです。直線選択時針板が変形する私が大好きな機能も813、815ともに備えています。その他、押さえの収納、模様縫いガイドが書かれたトップカバー、フリーアーム・拡張テーブル・筐体の大きさもこの2つは同じデザインです。

ただし、上糸通しの仕方、上糸調節ダイヤルや抑え圧調節のダイヤルなんかが少し違います。
こういうのも実際に手にしてみないとなかなか気づかない事です。

なお、813と815、デザイン的にどちらが好みかと言われれば、815です。

ボディの色は勿論ですが、カバーの革部分も815はシックな茶色なのに対し、813はボディカラーに合わせたからか、青いのです。この青が革がなんとも微妙で茶色より安っぽく見えます。
形・ライン・素材は同じなのですが、色でかなり印象が変わります。

ただし、機能的には813で十分と感じます。
815にある一針縫いボタンはそれほど必要ない。
また模様選択の位置を指し示すところが815は赤く電気が点灯する形でしたが、これも813の赤いプラスチックの玉が動くアナログな仕様で問題なし。
そうなると、チェーンステッチもできて、電子部品がなく、よりシンプルな機械式の813の方が優れていると思わせる点があるのです。

精密な釜や軸、電気モーターで動くアナログな70年代の工業技術の結晶ともいえるこのミシン。
ジャノメミシンの歴史のページでも機械式ミシンの最高機種と言われたと書かれています。
はたして本当に機械式ミシンの最高峰なのか、私にはわかりませんが、一応そういうことになっています。

縫い目も綺麗で実用性もあると言われますが、使いやすさに関してはそれ程でもないという印象は拭えません。(個人の感想です。)

なお、このミシンでも問題のギア割れが発生していました。一応一通りの模様は縫えますが、部品があるので、再度ギア交換にチャレンジするべく開けてみましたが、815と同じような形なので、ギアのはずし方がわかりませんでした。
この点さえなければいいミシンなのかもしれませんが、こういう弱点がある限り、機械式ミシンの最高機種と言うには物足りない印象です。ベルニナの機械式ミシンにはこういう事はあまりありませんから。

0 件のコメント:

コメントを投稿