2015/04/25

踏んでも動かず、お疲れ気味のステラさんの清掃とメンテナンス

エルナステラ、その筐体と空気式コントローラーに興味があり購入したのですが、古いため動きが鈍かったのです。

いつものように中古で購入・到着後、外観や部品の清掃、釜周辺の掃除、注油、針棒クランク周辺の清掃注油などを行ってみたもののいまいち動きがよくなりません。

スピード調節スライドを早い方にしても、空気式コントローラーを踏むだけでは動かず、少しはずみ車を手で回してあげた上でコントローラーを踏むと針が動き出すような状態。(足踏みミシンのような動かし方をです。)

また針棒も最大幅(4㎜)にしても横に振り切らず、大体2㎜くらいしか針が横にふりません。
ゆっくり動かしてみると何とか4㎜振っているような具合でしたが、針が早いと針の振りがついていかず、2㎜くらいのところで針がおりて、そのまま上がってくる始末。

そこで内部をあけて本格的にメンテナンスを始めました。
そうしたら、上から下から、横から、中の奥まで、汚いことこの上なし。今まで買った中古ミシンの中で、内部が一番汚いものでした。

とにかくカーボンの削れたカスと油が混じったような汚れがそこらじゅうについていました。
白いはずのベースの上面が真っ黒。釜の下のカバーは汚れや糸くずやホコリが堆積。さらに折れた針が何本も出てきました。

私は針が折れた際、中にあると思うと気持ちわるいので、時間がかかったとしても徹底的に探して、その都度ミシンから折れた針を取り除いています。ただ、パッとみてどこに行ったかわからないと、そのままにする人も多いのではないかと思います。

天秤周辺や針棒クランクあたりからも切れた糸がいくつか出てきましたが、これも同様でしょう。私は糸が絡んでいたら面板を取り外してでも、糸を取ってしまいます。

それにしても、このミシンは、掃除も1日仕事でした。
一通り綺麗にして、注油してみたものの、少し改善しただけで症状にほぼ変化がなく、フットコンを押すだけでは動き出しませんでした。
針棒の横ふりの動きはクランク周辺への徹底的な注油により殆ど機能を復帰していたようでしたが、見ている限り完璧な様子ではなく、まあ何とか針を振らせております、という程度で。。。。。。

とりあえずここまでやってこの日はやめにしました。

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