2015/04/02

モナミの陰に隠れた最大の特徴

そのかわいらしい名前とボディデザインからは想像もつかないかもしれませんが、このミシン、ボディとケースはプラスチックで作られていて軽いのですが、内部は当時の頑丈なミシンと同じく金属フレームで作られているので、安定した動きをします
ボビンのカバーも金属です。

さらに、針棒周りも、今の家庭用ミシンと比べても頑丈に作られているのがわかります。
そして、陰に隠れた最大ともいってもいいこのミシンの特徴は、ずばり、

糸張力が強い★ということです。

一説には今までの家庭用ミシンでは最強レベルだという話もあります。
とにかく糸締まりがいいです。 

そのためか、最初100円ショップで購入した何色も入った糸を使って縫っていたらよく上糸が切れました

針板の穴の手前の方にやや傷があったので、これが上糸が切れる原因ではないかと、目が細めの紙やすりでこすって、傷をなくしていきました。ほぼ傷が見えないくらいに綺麗にできたので、これで問題ないかと思い縫ってみました。低速から中速くらいで縫っている時は問題なく縫えたのですが、一気に最高速まで上げていくと、同じように上糸が切れたんです。

そこで、傷のない直線用針板に交換したらどうかと思い、直線用針板で縫ってみたのです。

ところが、高速にすると同じように上糸切れが発生。

上糸切れは針板の傷が問題ではないことがわかりました。
そこで、手芸店で買った3000m巻きの工業用ミシン糸に交換したところ、高速にしても問題なく縫えました。

ここで分かったことは、やはりシンガーモナミの300番台のシリーズは糸張力がかなり強いので、あまり弱い糸だと切れてしまう事。
また、100円ショップのセット糸はやはり糸としてのクオリティが劣るということがはっきりしました。

100円ショップの針や糸は質が悪いというのはよく言われることですが、今のコンピューターミシンや電子ミシンでは問題なく使える事が多かったので、まったく気にしていませんでしたが、昔の頑丈なミシンでは使い物にならないこともあるということです。
今の多くのミシンは糸の締まりが昔ほど強くないので、問題ない事も多いでしょうが、昔のミシンとは相性が悪いのでしょう。

ミシンを使い始めのころに買ったエレクトロラックス6690でも上糸切れがよく発生しました。
その時はその他の部分でもやや調子が悪かったので、6690の糸道のどこかが悪いのかなとおもっていましたが、、今思うとその時も、セット品ではありませんが、100円ショップの中国製の糸をつかっていて、若干毛羽立ちがあり、あまり質はよくないのだろうなとは思っていましたが、張力の面でも問題があり、そのために上糸切れが頻発していたのかもしれないなーと考えてしまいました。

その後の1000番台のモナミシリーズでは糸しまりがどうなのかはわかりませんが、300番台モナミは間違いなく糸しまりがいいでず。

モナミ1000番台は、300番台とよく似た形をしていますが、デザインにちょっとした変化が感じ取られるので、あまり魅力を感じません。
1000番台は何となく今の家庭用電動・電子コンパクトミシンと性能的にもそれほど変わらないような気がしています。あくまでも推測ですが。。。。

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