2016/07/08

フットコントローラーの故障、そして復活

あるとき、4本糸のロックミシン・ジャノメマイロック240D を使おうと思って電源を入れてみたのですが、ライトはつくものの、うんともすんとも言わなくなりました。以前あった、油切れの症状ではないかと思って、注油をしてみたのですが、以前のように少しずつ動くような事もないのです。

コードの接触が悪くなったのかもしれないと、少しコードを押し込んだりしましたが、これも原因ではないようでした。これはおかしいなーと思って、カバーを取り外し、さらに念入りに注油しましたが、それでも反応しません。モーターベルトは問題なく張りがあり、プーリーと連動しています。

もしかしたらモーターカーボンがすり減ったのかと思い、開けて確認しましたが、モーターカーボンはまだ十分に残っていました

しっかりと注油をしたので、手廻しではプーリーが軽くなり、針やルーパーも動いています

こうなるとやはりフットコンがダメになったのではないかという結論に至りましたが、このジャノメのロックミシンは他のどのミシンとも差込口の形状が違うので、手持ちのフットコンで動作確認することはできませんでした。仕方がないので、少々値段が高かったのですが、ジャノメのロックミシン用のフットコンを購入することにしました。

そして新品のフットコンをミシンに差し込んでみると、無事動くようになりました
ほっ 一安心。

フットコンをさしても動かなくなりミシンが壊れたと思って買い換える人もいるようですし、フットコンをなくしてしまったためにミシンの継続使用をあきらめる人もいるようですが、古いブラサーヌーベルなど一部の機種を除いて、旧型のミシンでも今も新品もしくは中古でフットコンは大体手に入ります。フットコンの故障や紛失でミシンを廃棄したりせず、何とかフットコンを手に入れて使ってほしいです。

今まで購入後フットコントローラーがダメになることがなかったのですが、そういえばこのロックミシンを運ぶ時に何度かフットコンを落とした事があったような気もしたので、その衝撃で故障したのかもしれません。

皆さん、くれぐれもミシン本体だけでなく、フットコントローラーもぞんざいに扱うことのないようにしてください。

壊れてしまったフットコン



4 件のコメント:

  1. 初めまして。古いミシンが好きで、ハナシ人さんのブログをすべて拝読させて頂いております。
    今回の話を拝読し、当方が古いミシンに興味を持つきっかけになったミシンを思い出しました。Bernina 801 Sportという機械ミシンで、今年4月に購入しました。中古にも関わらず、外観かなり美品、しかも手頃な価格で喜んでおりました。しかしいざ使ってみるとフットコントローラーを最大限に踏み込まないと動かないという問題が。ベルニナではそのフットコントローラーをもう販売しておらず、結局修理に本体価格よりも高くかかってしまいました。
    とはいえベルニナにはそれだけの価値はあると思っております。ハナシ人さんもベルニナがお好きでいらっしゃるようで嬉しく思います。これからもいろいろなお話しをお聞かせください。

    返信削除
  2. はじめまして。コメントありがとうございます。ブログをすべて読んでいただいているなんてうれしいです。
    Bernina 801 という機種、検索してみましたが、これぞベルニナ機械式といった感じで、シンプルでかっこいいですね。RICCARへのOEM提供品でなく、純正ベルニナで日本では手に入れにくそうですね。このころのベルニナのフットコントローラーはホリデーヌのものとも違うので、なかなか手に入れづらいですが、アメリカなどではまだネット販売しているようです。
    模様や文字を縫う必要がない場合は、やはり機械式のミシンを使いたくなります。なんだかわかりませんが、安心できるんですよね。
    これからもよろしくお願いします。

    返信削除
  3. 早速ご返信くださりありがとうございます。
    機械式のミシンはおっしゃるとおり安心します。中を開けると素人の自分でもある程度なんとか直せてしまうし、長持ちする。足を踏み込めば踏み込んだだけの反応が返ってくる(これはベルニナならではの特徴かもしれませんが)。自分の必要とする機能を考え、それまで使っていたエルナのコンピューターミシン(CK1100と同等機種)を売ってしまったほどです。
    当方海外在住のため、純正ベルニナが比較的入手しやすい環境におりますが、逆に日本で入手しやすいものが全くなかったりしますので一長一短ですね。最近ニットソーイングをやってみたいと思い始めた頃にハナシ人さんのブログがちょうどよくそういった話題になり、嬉しい限りです。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

    返信削除
  4. 海外にいらっしゃるのであれば、昔の優れた機械式ベルニナを手に入れやすいでしょうね。エルナのコンピューターミシン、CKと同等であれば日本でいうとexcellenceあたりですかね。高級感があり良さそうに見えますが、機械として信頼感はベルニナのほうがありそうですね。壊れにくく、絶対に飽きないデザインだから、なおさらいいですよね。
    ニットソーイング、役にたつ情報があれば幸いです。

    返信削除