2015/06/02

刺繍ミシン

刺繍ミシンというカテゴリーでいうなら、日本では間違いなくブラザーがリーダー企業です。

JUKIも刺繍ミシンがありますが、ソフト面などは皆無に等しく、今やあるのかないのかもはっきりしないくらいです。工業用ミシンがメイン事業なのでソフトウェア開発が伴う刺繍ミシンにはあまり重点を置けないのだと思います。

ジャノメはもちろん家庭用ミシン市場ではリーダーですので、現在の時流に乗った高価な刺繍ミシンを生産していますが、ブラザーに比べるとソフト面でやや劣ると言う印象です。
デジタイザーと言われる編集ソフトもあるのですが、ブラザーの刺繍プロといわれるソフトに比べると、価格も高く、汎用性でも劣るようです。
セシオと呼ばれるジャノメの刺繍ミシンシリーズは機能的には悪くはなく、一定以上の性能をもっていますが、刺繍ミシンなのか、普通のミシンとして使うのか、どちらもできますよ という形で売っているような、どうも中途半端な印象なのです。

その点、ブラザーは刺繍ミシンならもう刺繍だけでいいんじゃないかと利用者に思わせてしまうくらいの潔い刺繍ミシンです。
また刺繍ミシン本体の価格も比較的安価で小さなものから、大型の高級機までラインナップも豊富です。高級機はボディデザインも悪くありません。
何よりソフト面の開発に力を入れているからでしょうか、使い勝手もいいそうです。

海外メーカーでいうと、刺繍と言えばハスクバーナでしょう。何より刺繍のデザインが綺麗です。
やはり刺繍はデザインが最も重要です。ハスクバーナの刺繍データは、見て思わず顔がゆるむような、煌びやかで魅力的な刺繍デザインが豊富です。

ベルニナも現行の上位機種ほぼ刺繍ミシンです。近年はミシンを売って利益を上げるには刺繍機能をつけて高価にするしかないのでしょう。
かなり大きな刺繍ユニットをつけて半ば工業用かと思わせる使い方をするベルニナもあるようです。

女性的で軽やかで華やか、北欧的な可愛さもあるデザインの刺繍を多く持つハスクバーナ。対して誰がみても綺麗だと思えるようなデザインのベルニナの刺繍。
今や甲乙つけがたいものですが、その人によって好みがわかれるところでしょう。

私の場合、今のところ刺繍にはそれほど興味がないのでいいですが、刺繍ミシンの世界に足を踏み入れると、データやソフト、糸などに多くの出費が伴うのは間違いありません。また複雑な刺繍になればかんせいさせるのに時間も相当かかるようです。
道楽の域にあるものでしょうから、そこまではいけません。
行ったらなかなか抜けられないかもしれないので、怖いですね。オンラインゲームにどっぷりはまり、アイテムを購入しすぎて出費が半端ないというのと似てるのかもしれません。

刺繍、それはそれで綺麗だと思いますが、やはり何でも柄のあるものより、シンプルなものが好きな自分をこのまま維持していこうと思います。
キルトがあまり好きでないのも、模様や柄がそれ程好きではないという志向によるものかと思います。ミシンを買いすぎなので、そういうところで何とか調整しないといけないのです。

食べ過ぎ、買いすぎ、使い過ぎは禁物です。

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