2015/06/27

長年にわたるテーラーさんのお友達。購入ミシンNO.35 シンガー188U2

このミシン(シンガー188U2)は、職業用TA型のスタンダード機種、シンガー188の後継機です。

シンガー職業用ミシンには103型と言われる機種がこれより前に販売されていました。
103型は筐体がよりスリムでカーブがあり、繊細な感じのするものです。家庭用ミシンを横に長くしたような形です。

今でこそシンガーの103型職業用はジャノメ台湾工場のOEM提供をうけて製造販売されていますが、シンガー日鋼の宇都宮工場があった頃までは、長年188シリーズを製造してきました。

後期の188は、ブルーチャンピオンや188 Professional という名前で、今でも町のリフォーム屋さんなんかで使われているのを見かけることがあります。

188シリーズは何十年と製造されていましたが、根幹の構造はほぼ変わっておらず、安定した縫い目と耐久性で信頼感があり、長年テーラーの人にも愛用されてきた機種です。

私も以前、興味があって行ってみたアンティーク屋ともガラクタ屋ともつかない倉庫を改装したお店でこの機種が置かれているのを見つけ、足踏みならこういうミシンが欲しいと思っていました。

足踏みやテーブルに収納されたミシンはずっと欲しかったのですが、家には置く場所もないし、ずっと手を出さずにいました。幸い、置く場所を確保できたので買ってみることにしたのです。

カーブの少ないスクエアなボディで、家庭用足踏みよりも装飾が少なく、質実剛健な雰囲気が漂うミシン。

販売者の説明では、手廻しでは針が動くがベルトがついていないということでした。
手廻しで針が動くのなら、ベルトを付ければ何とかなると思い購入しました。

続きはまた次回。


2 件のコメント:

  1. いいですね、羨ましい!
    私も欲しいのですが…。
    後期型の188uプロフェッショナル!!

    以前、九州のミシン屋さんで見積りしていただいたのですが、6万円でしたのでやめました。(笑)
    魅力はあるのですが、そこまでの価値のある値段だとは思いませんから。縫えてナンボですからねぇ。

    なんか、ミシン屋の相場では6万円~12万円くらいの価格みたいですね。アホみたいです。(笑)
    色々なHPみてたらそんな感じですよ。
    大体、タダ同然で引き取ってきているものもありますから…。

    最近、この機種値段が高騰していますね!
    ミシン屋さんがブログなんかで見ているんでしょうね、それで、オークションまで吊り上げが発生しています。
    5.6年前なんか千円で即決!なんか沢山ありました。
    ヤフオクでミシン出品者の方とメールでやり取りしたのですが、そんな感じです。

    日本では、ビンテージミシンの販売で飯なんか食っていけないのにね。
    なぜなら、ミシンマニアが少ないからです。(笑)
    男性のユーザーが少ないでしょうからね。
    確かに海外(特にアメリカでは商売として成り立ちます。いいなぁアメリカは…。マーケットがデカイ!!)

    話は変わりますが、黒のミシンって縫い目が見難くないですか?
    よく、デニムショップでシンガーのビンテージミシン使ってるの見ると見難い感じがするので…。
    なんか、ショップの人たちはお洒落で使っている感じがしました。もう、そんな時代じゃないのにね。
    2,3万円のジーンズ履いている人なんか、梅田歩いててもほとんど見ませんよ、ほんとに!

    使い勝手のほう、また教えてくださいね!

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  2. コメントありがとうございます。188Uプロフェッショナルは下糸巻が上にあり、モーター取り付け穴もついて便利になってますよね。いいミシンでしょうが、6万円は高すぎますね。
    黒ミシン、縫い目が見にくいとうことはないです。針板周辺がシルバーですし、暗い場合はライトをつければ問題ないです。
    最近、ジーンズも服も安いところでも十分いいものがあるので、昔みたいに高いものを買う人が少なくなっているでしょうね。だからこそある程度の値段の店は、付加価値をつけるために、ミシンとか内装で雰囲気づくりをするのが大事なんでしょう。

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