日本のメーカー、ジャガーが放ったコンパクトミシンの渾身の一作。
そしてNO.34はアメリカが世界に誇るミシンメーカー(だった)SINGERのコンパクトの代表作Mon Amiシリーズの第1号機と言われているもの、Mon ami 353。
その名のとおり、傍らの友となるように付けられた名前なのでしょう。
愛着の持てるとても可愛い雰囲気を漂わせています。
モナミシリーズで、この353の後継機、モナミ394はNo.27として既に紹介しました。
こちらの方は外観がよりアメリカのミシンメーカーらしいのですが、353はどこでも愛される大き目の花柄をモチーフにしたポップな外観です。マリメッコの有名な花柄ウニッコのようなおおぶりな模様でケースから取り出すとパっと華やぐ雰囲気です。
プーリー内側も同じ模様でアクセントになっています。
縫い模様の数やレバーの位置などは若干異なりますが、全体としてはボディやケースは394や他のmonami とほぼ同じ大きさです。
ただし、細かい部分では違いがいつくかあります。
上糸を上部に立てて置く353に対いて、394は背面についていて、横にスライドする形。
左が353上糸立て、右は394の背面上糸通し。 |
394は針が手前に向け斜めになっているスラント針仕様でしたが、こちらはは普通に垂直針ということ。
加えて、394はフリーアームになりますが、353はフリーアームになりません。
左が353垂直針、右が394のスラント針(斜め針) |
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