HA1の一般的な11.5㎜厚家庭用アルミボビンを使うものなので、今までは他のミシンで糸を巻いたボビンを使用していて、このミシンの下糸巻を使った事がなく気づいていなかったのです。
このミシンは購入時、はずみ車も固くなかなか回らなかったのですが、注油をすることによりだんだんと調子良く使えるようになったものです。全体的に未使用の期間が長期にわたった事による固着が発生していたのだと思います。
古いミシンは丁寧に注油して少しずつリハビリのように動かしていってあげることにより機能と動きが復活してくることが多いものです。
下糸巻もゴムの劣化や接触の不良かと考えトップカバーをあけて中を確認しましたが、ゴムもまだしっかりとした形ですし、問題はなさそう。
接触の確認はなかなか難しかったのですが、ネジのゆるみなどもなく、下糸巻時と縫製時の移動のためにあるバネなども問題なさそうです。
下糸巻ゴムはまだしっかりとしています。 |
そして接触が悪いのかと、右側に下糸巻を移動させて回そうとして、さらにちょっと押し付けてみると回り出しました。そしてそれを何度か繰り返すと問題なく回るようになりました。
手で押えて下糸巻が何とかまわりましたが。。。。 |
しかし、直ったと思ったのも束の間、時間を置いて回してみるとまた回らなくなりました。接触が悪いのかとまた押し付けてやると、そのうち回るようになるのですが、時間を置いて再度やってみるとまた元に戻ります。
今まで下糸巻に問題のあるミシンがなかったので気づかなかったのですが、縫製時の位置(左側にある状態)に下糸巻器を動かして、手で回してみてもどうも固いのです。右(下糸巻時の位置)にしても同様に固い。
下糸巻・縫製時の位置、固着していると手でも回しにくい。 |
機種により下糸巻の方法や位置が違うので、はっきりした記載を見つけられたわけではないのですが、軸付近、金属部分が回転するところ(プラスチックやゴム部分に多量の油の適用は気が引けるので)に綿棒に油をしみこませてそれを塗ってみました。
少し回転が良くなったような気がしたので、スプレー式のミシンオイルをこれも少しだけかけてみました。
回転軸の金属部分に注油 |
また、縫製時の位置で手で回してみても、驚くほど軽く回るようになったのです。
今までここを手で回したりしたことがなかったのですが、普通はそれ程の抵抗がなく回るのだと思います。
やはり下糸巻も適度(多すぎない程度)の注油は必要だと認識したのでした。
下糸巻を縫製時の位置で回してみて固ければ固着の可能性があります。
手で回して軽く回る場合は、下糸巻の位置(右)にした際の回転軸との接触不良の可能性が高いです。
ゴムの劣化の場合は、下糸巻ゴムが安価で売っているので、一般的な機種では簡単に交換できます。
以上、下糸巻が機能しなくなった人の参考になればと書いておくことにしました。
久しぶりに、職業用ミシンを出したところ、下糸が巻けず、調べて油をさしたりしても直らず、
返信削除25年前に買ったものだからゴムの劣化かな?と思ったところ、こちらのページにたどり着きました。
参考に下糸巻の軸に油を差したところ、見事に回転するようになりました!
ありがとうございます♪