ミシンのハナシ1では購入ミシンNo.22まででしたので、2ではNo.23からのスタートです。
このミシン、
リッカー・ベルニナ・ホリデーヌ1050と殆ど同じ機能を持ったミシンです。だからすでに1050を持っている自分には必要はないのかもしれませんが、不具合があるとのことで予想以上に安い値段で出品され、大きな値上がりもしていなかったので、試しに入札したらあっさり落札できてしまったのです。
ボディ前面パネルは私が持っているタイプのホリデーヌ1090と同じ模様が入っています。
機能は1050とほぼ同じ。だから届いて、清掃し注油などをして調整して縫ってみたら、あまり新鮮な発見はありませんでした。
針棒が横に振らないということだったこの中古ミシン。最初は確かに針棒が横に動きませんでしたが、油を差して、手を添えて横に動かしてみたら、程なくして横振りするようになりました。
機械式なので、ほこり取りや注油、ちょっとした調整をすれば動くようになるのはとてもうれしいです。
直線しかほぼ使わないという人も多く、前の所有者の方もほとんどジグザグなど使っておらず固着したのではないかと思われます。ただし、不具合を未然に防ぐために、たまにはジグザグにして縫ってみるのはメンテナンスのために重要だと感じます。一応ジグザグするという機能を持った機械なのですから、動かしてあげましょう。
人間や動物も動かさないと体も固まってきますので、関節や筋をストレッチをしてあげるという感覚をミシンやその他の機械にも持ったほうがいいのだと改めて思いました。
コンピューターミシンは便利だし好きですが、シンプルで分かりやすく、親しみやすい、故障の心配も少ないという点で、電動、電子ミシンは信頼に値します。だから未だになくならないし、手放せない人もいるのでしょう。
液晶タッチパネル式の万能でハイテクな今のミシンとは機械としての向き合い方、対峙の仕方が異なります。
液晶や基板がダメになったら修理も高くつくし、買い替えた方がいいだろうなー、何年持つかなー、使わないときは電源切っておかないと液晶劣化するよな、とか思わなくて済みます。
そういう点では電動でなく、足踏みが一番安心できますね、きっと。
書いておきたい特徴はこれといってあまりないのですが、一つ使ってみて気づいた事と言えば、
この1021の針停止位置は常に下になります。1050は反対に常に最上点で針が停止します。
私は鞄や服などを縫うなら上停止、1050の仕様の方が好きです。
なぜなら、下停止にしても、自動糸切がないので、いちいち針を上にあげなければなりません。自動糸切がついていれば下停止で問題ないのですが、ない場合は必ず針を上げるという一手間が必要です。
直線や緩やかなカーブを縫う事が多く、こまめに素材を回転させたりするものを縫う以外は返し縫をした後、針が上がった状態の方が、すぐに素材を取り出して糸を切れます。
ただし、素材を回転したりすることが多い小物や、細かいカーブや素材の際を縫う事が多い場合は下停止の方が便利な気がします。
例えばレザークラフトも際を縫う事が多いので、下停止の方がいいと思います。
靴づくりの際もかなり端を縫うことやカーブも多いので、下停止の方がいいです。靴の学校で使っていたポストミシンは下停止設定になっていました。そして押えの膝上げレバーもあると便利です。
今のミシンでは、自動糸切がついているものは下停止がデフォルトになっているものもありますが、上下どちらかをボタン一つで選べるコンピューターミシンも多いです。
そういう点はコンピューターミシンの優れたところです。
1021と1050の基本的な縫い性能はほぼ同じ。どちらも職業用と同じボビンを使う全回転釜です。操作感もほぼ変わりません。貫通力もあり、音も静かで、コンピューター基板がないため故障も少ない頼れるミシンです。
ジグザグ縫いができる職業用ミシンとしては、ブラザーのTZ1-B652やジャガーのVelvet Ⅱ305という機種がありますが、このホリデーヌ1021や1050もその仲間に入れてもいいのではないかと思います。ホリデーヌのスピードは職業用ほど出ませんが、遅いと感じる事はそれほどないです。そこそこのスピードは出ます。
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| 1021 垂直全回転釜 |
今でも機械式の昔ながらのベルニナミシンは1008が販売されていますが、これはベルニナCBフック、半回転釜方式です。
私はどちらも縦釜(垂直釜)なので、好きですが、CBフックであれば、ホリデーヌ1090-1240なんかと同じなので、1021や1050が全回転なのは違いがあってうれしい事です。
そして職業用と同じボビンなので、ベルニナ純正ボビンよりは簡単に安く手に入ります。ボビンも安ければボビンケースも安く調達できます。ボビンケースも太糸用などのために複数持ちたい場合も便利です。