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2016/09/15

電動・電子ミシンにどうぞ! ジグザグミシン用ボタンホーラー

ボタンホーラー(ボタン穴かがり器)といえば、通常は直線ミシン用に作られています。

以前紹介した、シンガーのビンテージミシン用のものから、ブラザーの職業用ミシン用のものまで、基本的には針が横振りしないミシンに取り付けると、ボタンホーラーが生地を左右に動かして縫ってくれます。

今回ご紹介するのはちょっと変わり種のボタンホーラー、ジグザグミシン用のものです。

えっ!?

ジグザグミシンならボタンホールが縫えるのに、ボタンホーラーなんかいらないじゃない?

と思われた方もいるかもれしれません。

そうなんです。ジグザグミシンならボタンホールは縫えます。

ただし、コンピューターミシンの縫い模様が豊富なものでない限り、電動・電子ミシンではスクエア(四角)のボタンホールしか縫えないですよね。

持っている電動・電子ミシンにおおむね不満はないのだけど、キーホールボタンホール(鳩目)やラウンドエンド(ねむり)のボタンホールを作れたら、と思うことがあります。

そういうミシンに取り付けるために作られたのがジグザグボタンホーラーなのです。

私も古い頑丈な電動・電子ミシンで好きなものはたくさんあるのだけど、ボタンホールが1種類しか縫えないことだけが、やや物足りないと思うことがあります。
コンピューターミシンよりも操作も簡単で、機械式なので故障の心配も少なく、安心して使える電動・電子ミシンの弱点を克服してくれるのがこのジグザグミシン用ボタンホーラーです。

手に入れたのはジャガーが作っていたものです。

駒は10個あります。そのうちのいくつかです。アイレットもあります。

家庭用ジグザグミシンに取り付けたところ。


駒はボタンホーラーの上、ジャガーのロゴがある部分を開けると上から入れ替えできるので楽です。(職業用のボタンホーラーの駒の入れ替えは後ろから見えない状態でやるのでやや面倒)

このボタンホーラーで縫ったボタンホールはこんな感じです。

ほかのボタンホーラーと同様、1周しただけでは心もとない形にしかなりませんが、3周、4周くらいするとかっちりしたボタンホールの形が作られます。

どちらかといえば、コンピューターミシンの方が綺麗に作れる気がしなくもないですが、一応ボタンホールが形になるので、これを持っていると安心です。

使うとき注意しないといけないのは、普通のボタンホーラーと違ってジグザグミシン用なので、ふり幅を1~2cmにセッティングしないと、直線のホールになってしまいます。

ジグザグミシン用のボタンホーラーが現在販売されているのか定かではありませんが、少なくとも私が知る限り、売っているのを見たことがありません。コンピューターミシンが主流の今、これを作ってもそれほど売れないのかもしれませんし、直線家庭用ミシン向けのボタンホーラーをとりつければいいからかもしれませんね。
でも、新品のボタンホーラーって結構高いですよね。もう少し安ければと思うのですが。

2015/09/08

テレビ通販のミシンを使ってみた感想

ジャガー2204を使ってみて私が感じたのは、一部の人にネットでコテンパンに言われている程悪くはない、ということです。テレビ通販でも、もっと軽い電池やアダプターで動くようなメーカー名もよくわからないものとは明らかに違うでしょう。

本体が小さく軽いので、頑丈で重量もある他の家庭用上位ミシンに比べるとやや心もとない印象は確かにあります。あまり無理はさせられないなーと使っていても感じます。
ただし、少なくとも家電店や量販店で置いてあるミシンよりはこれの方がいいと思います。そういう場所にあるミシンには、ジャガー2204よりもさらにコンパクトな電動ミシンも結構あります。プラスチック感満載で軽く、模様選択ダイヤルやレバーをガチャガチャ動かしみても、何だか頼りなく、ある意味おもちゃみたいなものです。

ジャガーCD-2204 はこういうものとは違います。重量7kg程度で安定感はそれなりにあります。
消費電力は65W ですので、今のブラザーやジャノメのミシンでも40~50Wくらいしかないものがあることを考えると、恐ろしく非力というわけではないです。
実際使ってみてもこれは本当にダメだな、とは感じません。

もちろん、部品もプラスチック樹脂でコストダウンしたものを使っていて、上位機種に比べれば耐久性・パワーは劣るでしょうが、ヘビーに使わない人、大物や難素材は縫わない人はこれでも十分に使えるミシンだと思います。

長年使っていくとどうなるかはわかりませんが、少し使った感想としては悪くはないという事です。動きも滑らかで、音も静かで心地よく、普通地であれば快調に綺麗に縫って行きます。

安価なミシンは調整値にばらつきがあるので、全ての機体が良いとは限らないということを付け加えておきますが、少なくとも私はこのミシン、価格のわりになかなかのものだと思いました。

ずーっと気になっていた通販ミシンを実際に手にして、触ってみることが出来て、満足しました。

2015/09/06

ジャガーCD-2204 機能特徴

今回はジャガー2204の機能的な特徴について、いくつかのポイントを上げてみます。

◆上糸通しが変わっている。
左サイドの上糸通し用レバー
今のミシンはスリット状になっていて、天秤が見えないようになっているものが多いですが、これも同じくです。ただし、今までのミシンとは違い、上糸かけがかなり簡略化されていて、びっくりするくらいです。普通は、上糸を掛ける時、下に下ろした糸を天秤にかけるために再度あげるのですが、これは下ろしたらすぐに針棒のスリットまで持っていきます。
その後、これまた変わった針穴糸通し器に欠けて、左サイドパネルにあるレバーを下ろすと、糸通し器が動き、糸が針に入っていきます。
その後は今までの自動針穴糸通し器と同じようにループになった糸を引き出すだけ。

初心者でもわかりやすく簡略化したのでしょうが、これだとミシンの仕組みを全く理解しないまま終わりそうです。おそらく内部でうまく糸がかかるようになっているのでしょうが、何も見えないのでやや気持ち悪いです。



◆操作ボタン
ボタンを押して模様選択すれば、あとはスタート、ストップ(開始・停止)ボタンを押せば針が動き、もう一度押せば止まります。
開始・停止ボタンは小さ目で、下に向いていてやや押しにくいのですが、その上にある返しぬい・止めぬいボタンは大きく押しやすいです。
フットコントローラーが標準装備でフットコンを使う場合が殆どでしょうから、ボタンの位置はこれでいいのでしょう。



◆ふところサイズ
コンパクトミシンの範疇にはいるものなので、懐はやや狭いです。


◆縫い模様
こんなにたくさん使うことはないでしょうが、縫い模様も70種類ほどあります。
本体右側に縫い模様が表示されていて、模様の上の番号を上にあるボタンで選択するようになっています。模様番号表示液晶の文字も大きくて見やすく、模様選択で戸惑う人はいないでしょう。
ボタンホールも3種類あります。


◆上糸をかけていないと自動で止まる。
ミシンに糸かけをしていないとスタートしても数針縫った後に、ピーピーピーと警告音が鳴り、ミシンが止まってしまいます。そのことはミシン上面に記載されています。

注油などメンテナンスはユーザーでしないという前提で、注油後の慣らし運転など想定していないのでしょうが、これはやや不満です。
水平釜プラスチックボビンの最近のコンピューターミシンは押えを下げないと針が動かないなどありましたが、糸を通していないと針が止まるミシンは初めてです。

◆LEDライト
ライトはLEDです。LED照明はやや暗く感じるので私はあまり好きではありませんが、今のスタンダードとしてはLEDなのでしょう。使用上は問題なく手元を照らしてくれます。

◆送り歯ダウン機能はなし。
ドロップフィード(送り歯ダウン)機能はついていないので、ダーニングプレートがついています。ただし、昔のものと違ってプラスチックで軽いものです。
こんなのでもいいのかと思うくらいですが、実際に取り付けてみるといとも簡単に針板に取り付けられました。
 ※同じ通販ミシンでもシンガーSN-777シリーズなんかはドロップフィードがあるようです。

機能的な特徴はこんなところです。
実際に使った感想は次回。

2015/09/05

ついに手にしたテレビ通販のミシン 購入ミシンNO.41 ジャガー CD-2204W

以前、通販ミシンについて気になっている旨の投稿をしました。
初心者の人がどのミシンを買おうか迷っていて、テレビ通販でやっていたミシンはどうでしょうか?なんて質問をしたら、答える人(特にミシンに精通している人)は大体こう書いています。
”テレビ通販のミシンなんて買うものではない。” ”パワーもないし、すぐに壊れる” ”お金を無駄にしたくないなら5万円、せめて3~4万円のミシンを買わないといけない” と。

当然のように山崎ミシンも批判の的です。
私の購入ミシン第1号は通販で有名な山崎範夫のミシンです。当初はそれでも十分でした。革や厚物を縫いたい場合は山崎では物足りなくなり、その後多くの頑丈なミシンを手にしましたが、山崎ミシンも結構気に入っていました。またフットコンを付けられない初代モデルだったので、もう手元にはありませんが、最初のミシンだっただけに手放す時は心惜しく思ったものです。
厚地はモーターの力だけでは止まってしまう時もありましたが、普通地を縫うなら十分に機能しますし、うまく縫えないなんてこともあまりなかったです。

そして、テレビ通販もいくつかありますが、私が買ったジャガーのミシンはジャパネットで売っていたもの、ジャガーのCD-2204Wです。


CD-2204MPなど型番末尾にMPとついているのはピンク色。ミルキーピンクの略だそうです。
私が買ったのはW ホワイトです。白いプラスチックで艶があり綺麗な今っぽい外観のミシンです。
重さは6.9kg。
ちなみにTBSや日テレ、QVCは主にシンガーのSN-777シリーズを売っています。シンガーのSN-777は重量が5.7~5.9kgくらいなので、こちらの方がやや重めです。ただし、私が持っている他のミシンに比べると軽く感じます。

ジャガー2204はハードケースがついていたのですが、ミシンが小ぶりなわりにケースがミシンに比して大きいです。

私の買ったものはワイドテーブルが欠品していたのですが、本体とケースの隙間にワイドテーブルをいれられるのか、その辺の事情は定かではないのですが、とにかくケースがでかい。
ミシンが折角コンパクトなのにこれでは収納時にフルサイズミシンくらい場所を取ります。

かといって、ケースに説明書やフットコントローラーを収納できるポケットがあったりはしません。どうしてこの大きさこの形なのか、不思議です。

ちなみにシンガーモナミヌウシリーズもミシンの大きさに比してケースが大きいのですが、収納スペースが外についていて、内側にミシンの形に合うような発泡スチロールが入っているので本体にピタッとはまります。
もしかしたらジャガーのものも内側に発砲スチロールかなんが入っていたのかもしれませんが、いずれにしても収納もない割に、無駄に大きいです。

ボディにはこれでもかというくらい、注意書きが書いてあります。糸の通し方、下糸巻のガイド図、注意事項など。

昔の鋳物ミシンなんて糸通しがややこしくても何にもかいていなかったのに、最近のものは何でも便利にできていますね。“あんしん設計”といったものでしょうか。

続きはまた次回



2015/07/25

昔のミシン、下糸巻時に針が動いてしまう???

今の殆どのミシンは下糸巻軸を右に移動させるだけで、針は動かなくなりますが、古いミシンは下糸巻時にプーリーの内側のストップモーションスクリューを回して針駆動を解除しないといけません。

私が買ったものでいうと、シンガー15-90、トヨタHZ-586、ジャガーMATEは中古購入当初、この部分が固着していて、手で回してもぜんぜん回転しませんでした。下糸巻はあまり使わないので、長年放置することにより、どうしても固着してしまうようです。

TOYOTA HZ-586 プーリー
TOYOTA HZ-586や他の多くの鋳物ミシンの場合、内側のシルバーの部分を回して針駆動を解除します。

ジャガーMATE・オレンジは、他のミシンではあまりないですが、プーリーを右に引っ張る形です。
グレーはプラスチック製プーリーが左右2つに分かれていて、左を押えて右を回すと解除されます。

1台目オレンジ
2台目グレー





ジャガーMATEグレーは、この部分が最初全く動かなくて、下糸巻時に針も一緒に動いてしまっていました。何度もトライしてみたのですが、左側の持つ幅も狭いので、どうにも力が入らず、固着が解消されませんでした。
当面そのままにしていたのですが、やはり不具合は解消したいと思い、右サイドグレーのカバーを外して、力をいれてグイッと回したら何とか解除できました。

私は以前TOYOTA HZ-586でこの部分をばらした後、元に戻す方法がわからなくて、間違った入れ方をして針駆動の解除が機能しなくなった事がありました。

そのため、昔のミシンを買ったものの、下糸巻時に針駆動を解除できない人(そんな人あんまりいないか。。。。)の参考になればと、この部品をばらした後の戻し方を書いておきます。

以下はジャガーMATEのプーリーですが、上のTOTATAのミシンや他の鋳物ミシンの場合も同じように内側にシルバーの小さなネジがあるので、これをドライバーで緩めれば、プーリーの内側(ストップモーションスクリュー)が外れます。


ストップモーションスクリューの内部にこのような部品が入っています。

以下は部品を取り外したところ。


部品の円の内側にある2つある出っ張りを、プーリー内部取り付け部分に、はまりやすいからと奥に向けてしまうとこの機構がうまく動きません。
間違い例・出っ張りが向こう側
出っ張りを手前に向けてはめ込み、そっとプーリーを回して固定します。
正しいはめ込み。出っ張りが手前に。
プーリー取り付け時は、内側の小さなシルバーのネジは締めてしまわず、プーリーを取り付けてから、最後にドライバーで締めます。予めこのネジを締めてしまっていると、プーリーがしっかり閉まらず、下糸巻時に針駆動を解除できるようにはなりません。

以上、いったい誰のためになるのかわかりませんが、とりあえず書いておきました。

2015/07/22

よりコンパクトらしい、ユニークレトロデザイン。 購入ミシンNO.37 ジャガー MATE MarkⅡ グレー

このミシンは先日紹介したジャガーMate MarkⅡの色違いです。

ボディラインはほぼ同じですが、こちらのほうがよりシンプルなつくりで、レバーやダイヤルがおもちゃのようで、かわいさがあります。
グレーのトップカバーとオレンジのダイヤルの組み合わせが綺麗です。



内外部ともに金属部品が多く頑丈で、家庭用として十分に縫う力がありますが、見た目には機械的な重厚感が最もないデザインのミシンと言えるでしょう。


2015/06/24

コンパクトミシン・三羽烏。

コンパクトミシンの中で、利便性と性能で信頼のおける質の高いミシンと言えば、
エルナ・ロータス、シンガー・モナミ、ジャガー・メイトの3シリーズだと私は思っています。

ミシンのハナシ1の時に購入・紹介したコンパクトミシンは山崎ミシンくらいです。
山崎ミシンは垂直釜という点を除いて現行他社のコンパクトミシンとそれ程変わりありません。
パワーも50W程度まで、ボディはプラスチック、高速運転時にガタツキの心配があるというのが現行販売されているものの特徴です。
また、コンパクトだからと言って、持ち運び時に便利なように持ち手ハンドルやカバーに工夫があるわけでもありません。
そういうこともあって、基本的にミシンはフルサイズの方がいいと思っています。

上にあげた3シリーズは持ち運ぶ事を想定して、、本体・ケースともに非常に考えられた作りになっています。
そのミシンならではの独自性があり、ボディや骨組みが金属製ながら持ち運んでも重くない、ポップでかわいい外観ながらも、パワーがあって縫い性能も高いのです。
そう言う意味でも私はこの3シリーズをコンパクト三羽烏と呼んでいます。

簡単にそれぞれの特徴を上げて比較してみましょう。

エルナ・ロータス elna Lotus,                         
 
 カバー一体型(蓮の花の花びらのように開く)
 水平釜、金属ボビン
 スイス製
 パワーがあり、スピードが出る。段差を乗り越えるBOX送りで
 厚地もOK

マイナス点
 釜が針の後ろにあり、返し縫いボタンやレバーがなく、ダイヤル
 なので面倒。
 ドロップフィード(送り歯ダウン)はなく、針板カバーで代用。
 模様選択時にふり幅ダイヤルを0に戻さないと選択できないなど
 操作面でやや手間がかかる。


シンガー・モナミ Singer Monami                       
 
 カバーはスライド式、カバーをつけても大きさは変わらず。
 水平釜プラスチックボビン
 フランス製オリジナルほか日本製など
 パワーは普通だが、糸締まりが良い。

マイナス点
 ドロップフィードなし。針板カバーで代用。
 一部の機種でプラスチックギアが経年で割れる不安がある。




ジャガー・メイト Jaguar mate                         

 エンボス加工のオシャレなカバーは全体を覆う形。
 半回転垂直釜。
 日本製。
 パワーもあるし、使いやすい。
 縫い模様も必要なものがそろっている。
 ドロップフィードあり。

マイナス点
 フリーアームにならない。
  (S-1など一部にフリーアーム可の機種もあるが)
 音がやや大き目。他の2機種に比べて振動を感じる。


サイズは、elna lotusが一番小さく、次がジャガーMate、シンガーmonamiはこの中では一番大き目です。

重さはmateもmonamiも同じくらいでしょうか。elna lotusはやはり一番軽く感じます。持ち運びしても苦にならないのはelna lotusです。

個人的には、一番使い勝手がいいと感じるのはジャガーmateです。
オーバーロック縫いが出来るのもいいですし。垂直釜なのも私の好みです。
また普通のソーイングをするには十分なパワーがあり。なおかつコンパクトで持ち運びも楽。フリーアームにならないのはやや痛いところですが、これを補ってもあまりあるくらいにレバーやフットコンなども使いやすくなっていますし、操作が簡単なのです。
ただし、どれが好きかと言われたら、Elna Lotusでしょうか。

2015/06/16

丸善ミシ x Kenmore x Frister & Rossmann

Kenmoreと聞いてピンとくる日本人はあまり多くはないと思いますが、これはアメリカのミシンのブランドネームです。メーカー名ではなく、ブランド名です。

アメリカでチェーン展開するSearsというデパート(高級ではなく中級くらい)で売られているミシンはKenmoreというブランド名になっています。
メーカーにOEMを依頼して製造し、Kenmore Sewing Machineとして販売しています。今はJANOMEなどもKenmoreに提供しています。

英語ですが、Sears Kenmoreのミシンについて、どこのメーカーが提供しているかなど書かれたものはこちら

以前NECCHIのLOGICAを紹介した時にSears-Kenmoreについて少し触れましたが、Sears-Kenmoreのミシンは一時
日本の丸善ミシンが多くの機種の製造を請け負っていたようです。

丸善ミシン???
何のことかよくわからない人もいるのではないでしょうか。
丸善と言えば、梶井基次郎の「檸檬」の舞台にもなった日本の洋書販売のさきがけ、今はジュンク堂と合併した本屋さんと思う人もいるかもしれませんが、その丸善ではありません。
丸善ミシンは現存の会社でもあります。
そう、大阪は守口にあるミシンメーカー、ジャガーミシンの以前の会社名です。
前の投稿で紹介したジャガーMateの銘板には丸善ミシンとしっかり書かれています。


今やジャガーと言えば、テレビ通販や家電屋にあるコンパクトミシンのメーカーというイメージを持たれる方も多いでしょう。ジャノメやブラザー、JUKIとは違い、ヤマザキミシンなどと同列のように感じるかもしれません。
しかし、80年代くらいまでは隠れた名機をいくつも製造していたのです。ジャノメやブラザーとも遜色がないくらいだったと思われます。
職業用ミシンのVELVET303は他メーカーの職業用と同じ直線専用ですが、VELVETⅡ305はジグザグもできる職業用として独自性を持っていました。

また、ジャガーMATEはコンパクトながらも高性能で頑丈なミシンとして、SearsのKenmoreブランドのほかヨーロッパではFrister & Rossmann Cubという名前で販売されていたようです。
Frister & Rossmannとはドイツ・ベルリンで1800年代中ごろにスタートした歴史あるミシンメーカーですが、世界大戦の動乱期を経てイギリスに移り、いつごろからかミシンの販売会社になりました。

現在販売されているFrister & Rossmann のミシンを見ると、ジャガーのロゴマークと同じく上糸と下糸が絡まった形が書かれているので、今やジャガーのミシンをヨーロッパで販売する会社となっているようです。

日本にいるとなかなか知ることのないミシン事情が各国にはあるのでしょう。また本国であるわが日本以上に、海外において実力を発揮している丸善ミシン・ジャガーミシンの魅力をKenmoreとFrister & Rossmannを見ることでより理解できたような気がします。

2015/06/13

ジャガーメイトのエンボス加工のユニークなカバー

ジャガーMATEは外観デザインや性能だけでなく、もう一つ特筆すべきポイントがあります。

それはこのエンボス加工されたプラスチックハードカバーです。

海外のコレクターから今でも人気のあるこのミシンですが、このカバーがカワイイと思う人が多いようです。

日本人が見ると、高島屋? と思ってしまいそうなバラの模様ですが、ベージュのカバーにエンボス加工されているので、落ち着いていて品があります。

ピッタリとミシンがはまり、横の金具でカチッとホールドされるようになっているので、上のハンドルを持つことにより安定して持ち運びができます。

ケースとミシンが一体化したエルナロータスやリッカーマイティ(電子のお針箱)、ケースをスライドさせて一体化するシンガー・モナミとも違い、ちゃんと全体をカバーで覆いながら、コンパクトで安定しているジャガーMATEはかなりユニークと言えるでしょう。

こんなに変わったカバーを持ったミシンは他にありません。

まさに FANCY!といいたくなるようなものです。




2015/06/11

海外でも人気。コンパクトながらもミドルな実力。購入ミシンNO.33 ジャガーMATE MarkⅡ

以前から気になっていたこのミシン。
ジャガーMATE MarkⅡ。
ジャガーのミシンは初めて買いましたが、買うならこれだと考えていました。コンパクトながらしっかりしたミシンだと聞いていたので、以前から気になっていたのです。
一定以上ミシンを買ってきて、この頃にはコンパクトミシンに興味が湧いてきていました。
これを買う少し前、エルナロータスやシンガー・モナミなどを手に入れましたが、これら70年代の代表的なコンパクトミシンは水平釜が多いのですが、このミシンは当時のフルサイズ家庭用ミシンの主流であった垂直半回転釜です。


コンパクトミシンながら本体は重量があります。
置いた時には安定感があるのですが、、若干、動作音は大き目な気がします。
といってもうるさいというものではないです。

このようにしてベッド面を大きくできます。
一番手前がアクセサリーケース
いたってシンプルでレトロな外観。
60年代から70年代にかけてミシンの輸出では日本メーカーでもトップを走っていたジャガーのミシンだからか、送り長さやふり幅、返し縫いの表記が "
LENGTH" "WIDTH" "REVERSE"と書かれています。
海外モデルでも同じデザインの部品を使えるようにしたためでしょうか。小さ目の文字がとても雰囲気があります。
文字がわからなくても、直感的にこのダイヤルは何のためのものかとすぐにわかるようになっています。アップルのマッキントッシュがそうであったように、触っているうちに操作を覚えられます。
難しい操作は何一つありません。

ふり幅は最大4㎜、送り長さも最大4㎜

実用に十分な模様縫いを備えていて、ダイヤルで選択します。
縫い目もピシっとしていて綺麗です。

操作も外観もこんなにシンプルで使いやすく、コンパクトなのにパワーもあるミシンはなかなかありません。消費電力85wでこのサイズにしては大きいです。

本格的に服を何枚も縫うとなれば、これでは小さいと感じるかもしれませんが、普通の家庭でちょこちょこ縫物をしたいと言う人には収納するにしても便利、出したままでも見た目にも邪魔にならないとても優れたミシンです。

壊れそうな部品が少なく、長持ちするミシンです。