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2016/09/25

Singer HA型 ビンテージアタッチメント 押え

SINGERミシンは1900年代前半から多くのアタッチメントを作っていたことを以前書きました。
その時はボタンホールアタッチメントを紹介したのですが、今回はそれ以外の押え類についてです。

古いシンガーのミシンの説明書には後半のページでこれら豊富なアタッチメントの使い方が丁寧に書かれてあります。
シンガーの足踏みや直線HA型のビンテージミシンを買うと、運が良ければアタッチメントもついていますが、私が買ったものにはついていなかったので、説明書を見て気になっていたので、アタッチメントのセットを購入しました。

今のミシンなどでもついている三巻押えや布ガイドなどのほか、バインダー押え、ひだ取り、タッカー(タック縫い用)の押えなどがあります。
買ったものの中に入っていたもののいくつかを紹介します。

広幅三巻押え
 幅の調節ができます。 また手前部分は開きます。

Binder バインダー
この押えにはスロットがいくつもあり、バインダーの幅により入れる場所を変えられるもの、バインダーの布を立てておける金具がついたもっと良いものもあります。


Ruffler ひだ取り
何ステッチに1回ひだ取りするかを調節できるスロットがあるのですが、これは1と5の2つのスロットしかありません。もっと多くスロットがあるものもあります。


Tucker タック縫い用
これ、一見しただけでは何に使うのかわからなかったのですが、タックを縫うものです。幅の調節もできます。

エッジステッチ用などこれ以外にもSINGERにはたくさんのアタッチメントがあります。金属でできているので、錆にさえ気を付ければいつまでも使えますし、多少錆びても錆取り剤などでとればいつまでも使えます。
精巧に作られた機械とその部品って魅力的ですね。


最近シンガーミシン(株式会社ハッピージャパン)は押えや針板などのパーツをメーカーHPでオンライン販売しているようです。こういうのがあると助かりますね。
他メーカーも問い合わせ窓口から聞けば、パーツなどを売ってくれるようですが、問い合わせなくても写真で載っているとわかりやすいです。



2015/08/30

ゆっくり、じっくり、丁寧に

シンガーの192Uを使って縫物をしていると、他のコンピューターミシンとは違い丁寧に生地をセッティングして、ゆっくり縫うようになっている自分に気付きました。

自分の欠点として、何でも急いで早くやろうとしてしまうところがあります。それでうまく行けばいいのですが、動きが雑になってしまうので、急いだばっかりに失敗してしまう事もしばしば。結局急がばまわれということで、ゆっくり丁寧にしたものは、仕上がりも納得が行く、綺麗なものになります。
今の生活をしていると何でも急いですること、効率ばかりを求めて楽にすることばかり身についていますが、この時代のものを使うと自分の心や動きもゆっくりしてくるような気がします。

Merchant&MillsのCarolyn Denhamさんがシンガーの電動モーターを付けた鋳物黒ミシンで楽しそうに縫っているのを見て、自分もゆっくりじっくり楽しく、丁寧に縫う事を心がけていこうと改めて思いました。

職業用ミシンは1分間に1500針、ジャノメやそのOEMのジューキ・エクシムプロなどは1600針、ジャノメCKは家庭用ながら1000針で早い!、と数字ばかり先走りしている昨今のミシン業界。そういう数字を見るとどんなに優れたミシンなのだろうと思ったりします。早いしパワーもあるし、いいのだろうと、提示された数字を基準に選びがちですが、いったいどれくらいの人が最高速度で長時間縫うのでしょうか。

家庭用ミシンが遅く感じるので、何とか早く縫いたいと言う人は職業用や工業用を買えばいいですが、そういう人はそれ程多くはないでしょう。
パワーがあってシンプルで使いやすいミシンというのはもちろん必要とされるものですが、1分間に何針かということは、多くの人に重要な事ではありません。
数字を見るのではなく、自分にとって何が必要かいうことをまず考えなければなりません。

学校選びでも、その学校の理念や環境が自分に合っているかという事より、偏差値や大企業への就職率などの数字を頼りにしても、実際の内情は数字では表しきれません。就職率がよくてもどんな形で就職したかはわかりませんし、すぐにやめている人の数字はここには出てきません。
偏差値もおおよその参考にはなりますが、どういう教育内容か先生はどういう指導をしているか、他の学生がどういう人たちかなどということはわかりません。
数字はあくまで参考にしかならないのです。
今は企業評価でも、売上、株価、給与、またはランキングなど数字を基準に判断することが多いですが、いい会社かどうかはどれだけの人や社会に対して貢献できたかで評価されるべきです。

工場で同じものを何百枚、何千枚と縫うなら、工業用で5000針ほどもスピードが出るものは必要でしょうが、家庭で縫う場合やオーダーを受けて1点ものを作る仕立屋はそんなに早くなくてもいいのです。だから足踏みの職業用ミシンをいまだに使っているテーラーの人もいるのでしょう。

待ち針を引き抜くことや、カーブ、方向転換などを考えるとそんなに早いスピードでなくてもいいはずです。ソーイングも実際にミシンを動かしている時間よりも、生地を切ったり、アイロンしたり、生地合わせをしたり、しつけをしたり、待ち針を売ったりといった作業が多くを占めるですから、それらをきっちり丁寧に、そしてミシンもゆっくり丁寧にを心掛けて、慣れたら少し早くしてみるのもいいですが、早く完成させよう、終わらせようと思わず、丁寧にゆっくり落ち着いてやった方がいいものが仕上がる気がします。

この192Uを買って改めて、ゆっくり丁寧に、そんな大事な事に気付かされました。
これはミシンだけでなく、料理や洗濯、買いもの、普段の生活全般に言えるのではないでしょうか。
早くしないと終わらないということであれば、どうやったらそれを解決できるか、別の方法を考えればいいのではないかと思います。
本当にそんなに早くしないといけないのか。今それをしないといけないのかと。

2015/08/27

192Uの返し縫レバーとインチ表記

シンガー192は基本部分が以前紹介したシンガー15種の代表的なミシン15-90と同じで、送り幅調節のレバーは返し縫いレバーにもなっています。

希望の送り幅の位置に持ってきて、左側の丸いネジを固定。
これにより送り幅が固定されます。

返し縫いをしたい場合はこのレバーを目いっぱい上げたら基本的には同じ幅で返し縫い出来るようになっています。

このレバーは返し縫い状態にするのにバネが利いているわけではないので、返し縫いの位置で簡単に固定できます。よって、延々返し縫い状態にすることも容易です。
15-90や192Uを足踏みで使う場合、このレバーの便利さをより実感することができるでしょう。

職業用ミシンの188U2の場合、返し縫いレバーは固定されません。


返し縫い状態にするためには右手でレバーを押えておかなければならないのは他のミシンと同じですが、足踏みの場合プーリーも縫い初めに回す必要があり、慣れてくればうまくできるようになりますが、なかなか難しいです。
これが192Uだと返し縫い時もレバーを固定することができるので、縫い初めの手廻しが楽です。

こういう点は家庭用足踏みミシンの方が職業用より親切な作りになっています。スピードが速く懐も広い職業用ですが、操作は家庭用の方がやりやすい。
なんでも一長一短ですね。

ちなみにシンガーはアメリカの会社なので、昔のシンガーミシンは送り長さもインチ表記です。
6や10などの文字は、1インチあたり何針縫うかということを表しています。
1インチ = 2.54 センチメートルですので、6だと大体4㎜ちょっと。10だと2.5㎜程度ということになります。

ちなみに針板のラインはJUKIやベルニナでもインチ表記が併記されているものもあります。

あまり日本ではインチやヤードはなじみがないので難しいですが、アメリカでは生地販売もヤードを基本としているようです。
1ヤード = 0.9144 メートルで、ざっくりと捉えると90cmなので、日本(1m単位)よりもちょっと短めです。

2015/08/24

鋳物職業用ミシンと家庭用ミシンのベッド面のサイズ。台の違い。

以前から気になっていた家庭用ミシンと職業用ミシンのベッド面の大きさ、つまり家庭用ミシン台と職業用ミシン台はどれくらい違うのかという事ですが、シンガー192Uを買ったので改めて測ってみました。

シンガーの職業用188Uはやや大きい気がするもののどれくらい家庭用と違うのか実際に知りたかったのです。

ベッド面の寸法は
・家庭用192Uは、横幅37cm×奥行18cm弱。
・職業用188Uは、横幅40cm×奥行18cm

家庭用の方が3㎝横幅が狭いですが、奥行はどちらも18cm程度でほぼ同じです。
ということで、横幅が違うというだけでした。
 左:家庭用192U  右:職業用188U2
横幅が違うので、足踏み台や電動ポータブルケースは同じ寸法ではなく、乗せかえる事はできません。

足踏みの台も、家庭用は内側に倒してしまってしまえばミシンをすっぽり収納できるので、使わない時は台として使えますが、職業用はそういう仕様にはなっておらず、ミシンを載せておくことしかできません。
この辺が職業で頻繁に使う人用に作られたものと、家庭で時々使う人向けのものの違いです。

なお、車輪も職業用は大きいので家庭用である車輪部分も含めて蓋をしてしまってボックス型になるような事はありません。

2015/08/22

直線専用、シンガー15種の後期版。購入ミシンNO. 40 シンガー 192U

シンガーの15種と言われるミシンは、家庭用ミシンのスタンダードとなった機種です。
シンガー 192
私がなぜシンガー15種を持っていながら、この192Uを買ったのかというと、私の持っている15-90にいくばくかの不満があったからです。
・膝レバーで動かすので微妙な速度操作がしづらい。
・モーターの取り付け部が一度破損したので、状態が不安定。
・ベッド面にやや傷があり、デカルといわれる模様がはがれてきている。

この不満点を解消するため
・フットコントローラー操作が出来るもの。
・モーターが正常で取り換えも簡単なもの。
・本体が綺麗なもの。
を探していたら、黒ミシンとは違い、やわらかい雰囲気がありながらも頑丈な鋳物シンガーがみつかりました。


ベージュのカラーリングはシンガー191Uという人気機種でもありましたが、192よりも茶系に近い色です。
シンガー15種ミシンを糸調子器や天秤を前面にもってきて使いやすくしたのが191Uで、日本メーカーが大量に生産していたかつての直線鋳物家庭用ミシンも天秤や糸調子器が前を向いているので、、どちらかと言えば191U に似ています。

家庭用ミシンの基本モデルとなった15種と、191・192の違いと言えば、送り歯の高さがダイヤルで調節できるところです。押え圧調節に加えて、送り歯の高さを調節すれば生地の厚さに合わせて送りが最適化されます。これはとても便利です。
15-90ではベッド下の下軸駆動のあたりで送り歯の調節ができるのですが、本体が重く、奥に倒すとケースも倒れそうになるので、とてもやりにくいのです。
昔の直線ミシンの最大の難点は重いということなのですが、送り歯調節や下軸への注油も本体をたおさないとできず、時に台ごと傾いてしまい安定しないので、大仕事です。
下左のシルバーの丸いものが送り歯高さ調節
実際に使った感想はというと、他の鋳物ミシンとそれほど操作感は変わりません。縫目も綺麗に出ます。
そして、同じようにシンガーの古いミシンの匂いがします。
これはシンガーの匂いなのか、油なのか、鉄の匂いなのかわかりませんが、ジャノメの古い直線ミシンHL2-350 ではこの匂いはしませんでした。
だから、私にはシンガーの匂いだと感じるのです。

この192Uはとにかく重いです。大きさはそれ程でもないのですが、本体重量16.7Kg (モーターと台を含む) それにフットコントローラーを入れると17.4Kg、ケースを入れて量ると20.6kgもあります。
これは備え付けで置いておく場所がないとキツイです。持ち運びはできますが、これを使うたびに出してくるのはとても大変です。女性ならさらに負担に思うでしょう。

カバーも木製なので、プラスチック製のものに比べて重さがあります。ミシンと台の上からこのケースをかぶせると、カチッと内側でストッパーがとまるようになっているので、便利ですが、いかんせん重い。

動作時の安定と持ち運びの両方を考えると、ミシンは7~11kgくらいがちょうどいいのだと思います。あまり重いと乗せるテーブルもしっかりしたものでなくてはならず、気がかりです。

コンピューターミシンが主流になり、自動制御で便利機能がついて進化した一方で、部品も安価な樹脂製になり耐久性は昔のミシンには及ばないと言われる昨今のミシンですが、軽くて持ち運びやすくなったと言うのがミシンのここ20~30年の発展の大きなものと言えるのかもしれませんね。
あまり重いものはやはり身体的にも心理的にも負担になりますから。

2015/07/12

さわっただけ。 購入ミシンNo.36 Singer 690U

このミシン、見た目が前から気になっていたのと、カム交換式のミシンというのを一度手にしてみたかったので、買いました。

ただし、思っていたよりも大きく、重い。


特にカバーが大きく、嵩張ります。(高さが必要以上にある)

カムも想像より一回り大きかったです。

マジックボビンと言われる特殊なボビンを使い、下糸巻もボビンケースに入れたまま行うようなのですが、手にした時は説明書もなく、やり方がわかりませんでした。

どうやら釜も回っていないようで、釜ギアが割れているのか、何かが固着しているのか。
普通ならここで開けて確認してみるのですが、そんな気になりませんでした。

保管しておくにも大きすぎる。フリーアームにもならないし、カム交換はやはり面倒。
ボビンも特殊だが、それを買い揃えてまで使う気にならなかった。

ということで見た目は嫌いではなかったのですが、すぐに旅立っていきました。


※後に英語の説明書を発見して下糸巻のやり方がわかりました。
  本体部分にも下糸巻の概略図が記載されているようです。(3つ目の写真の左側、カム装着部の上部)
  概略図を見ただけではさっぱりわかりませんが、やり方を忘れた場合は思い出す助けにはなるでしょう。


2015/07/05

足踏み職業用ミシン、スピードと厚地縫い

足踏み職業用ミシンっていったいどれくらいスピードがでるのか?

家庭用足踏みミシンよりも車輪が大きいため早く縫えるという話でしたが、一説には目いっぱい踏んでも最速で600針~800針程度だとか。
使った感じではもう少し早く動いているような気もしますが、今の家庭用ミシンが1分間に700~900針なので、大体それと同じくらいでしょうか。
今の電子式職業用ミシンは1500~1600針だという事を考えると遠く及びません。

厚地縫いに関しては、鋳物職業用は結構なものが縫えると聞いたので、厚い生地や革を重ねて縫ってみましたが、現行電子式職業用に比べて厚地性能が優れているということはないような気がしました。

足踏みミシンの場合、ベルトが緩んでくるとスリップしやすくなりますので、適度な張り具合を維持しておくことも厚地を縫うためには重要です。
実際、ベルトが緩いときに厚地を縫ったらスリップしてしまいました。その後、ベルトを張り直して同じものを縫ってみると、問題なく縫うことができました。

また厚地になると足踏みの運転も重くなります。針の貫通に力がいるからでしょう。手廻しして勢いをつけて足踏みをしないと貫通しない事もありました。上手く縫うためにはちょっとした工夫が必要になります。

現行の電子式職業用ミシンは低速でもパワー・トルクがでるようになっていますし、スピードも出ます。針の停止位置も指定できたりもしますから、使いやすさでは足踏みより確実に優っています。

足踏みミシンは、そういうのとはまた別のところ、電力を使わないことや金属部品で構成され耐久性があることなどに良さがあるのだと思います。人力の機械という安心感は足踏みでしか得られないものです。


※あくまで個人の使用感による話です。機種や整備状況によっても感覚は異なるでしょう。現行職業用より昔の鋳物足踏み職業用の方が厚地に強いと仰る方もいるのは事実です。



2015/07/03

職業用足踏みミシン188U2 の下糸巻、上糸かけ

シンガー188U2ではじめて下糸巻をしてみることにしました。

下糸巻が右下にあることはわかっていたのですが、最初はどのようにセッティングするのか、糸の通し方やボビンの入れ方などもわかりませんでした。軸の右側にボビンを入れようとしてみたり、どこに糸を通すのかわからず違うところに入れてみたり。どうもうまくいきません。

家庭用足踏みの場合
シンガーのWEBページで188Uの説明書をダウンロードできたのですが、188でも最後の型188UProfesionalのものだったので、下糸巻が今のものと同じトップカバー右にあるものです。これは参考になりません。

足踏みミシンでも家庭用ミシンの場合はプーリー付近に下糸巻軸があることが多く、その軸をプーリーに当てれば問題なく下糸が巻けます。

これは上面右側にある今の下糸巻とも位置や方法がそれほど変わりないので、問題ないのですが、この188U2や昔の足踏み職業用ミシンはベルトに下糸巻き機構をあてて巻きます。

188U2下糸巻
そこでまた調べて、実際にやってみたらうまく巻けるようになりました。

他にも書かれているページがありますが、足踏み職業用を手に入れたものの、巻き方がわからない人のために書いておくことにします。

まず糸立てはこちら、縫製時はこの左側にある糸立てを使いますが、下糸巻時は右の糸立てです。

次にこのフックの下側から糸を通し、テンションディスクの間にしっかりと入れます。
下までしっかり入れないと外れる事もあるので注意。

そのまま下に下ろし、ボビンの左の穴に糸を通して下糸巻軸に入れて、ボビンの右の穴を下糸巻の突起部分にはめ込みます。

そしてレバーを倒しボビンの間に入れます。この時に右のディスクのくぼみがベルトに当たるようにします。

最後まで下糸が巻けたら自動で止まります。
足踏みを踏みながら電動ではなく、自分の力で動かして下糸を巻くなんてしたことがなかったので最初はとても新鮮でした。

なお、上糸通しも188U Professionalや他のTA型とほぼ同じなのですが、やや形状が違う部分もありるので、一応載せておきます。針穴は左から右に糸を通します。


2015/07/02

足踏みミシン、下軸部分への注油

ベルトを取り付けた後、足踏みが重かったので、足の駆動部分に注油をして、動きが軽くなってきたというのが前回の投稿。
ミシン本体に関していうと、上軸への注油は十分したのですが、下軸の駆動部分への注油をまだしていない事に気付きました。そこでさっと注油しようとしたのですが、今までの電動ミシンと違い、ベルトがかかっているので、ミシンの下軸を見ようとして台から上げようとしたら、ベルトがあるので、引っかかってしまうのです。

何しろ初めての足踏みミシン。どうやるのか最初はわからなかったのです。

ベルトを掛ける前に下軸部分に注油をしておけばよかったと思ったのですが、そうは言っても一度ベルトを付けた後は注油が出来ないというのはおかしいと思い、ネットでこの部分の注油について書かれているものや写真がないか探してみたのですが、なかなか見つかりません。

ただし、足踏みを長期間使わない時はベルトを外しておいた方がいいとどこかに書いてあったなと思い出し、一度かけたベルトも外すこともあるのだと考え外してみました。

今思うとベルトは簡単に外せるので、それが当たり前におもえますが、初めてだとわからないものです。
やり方があっているかはわかりませんが、プーリー部分にかかったベルトから外し、車輪からも取り外しができました。(もしかしたら逆、車輪から外した方がいいのかもしれませんが、いずれにしても外れます。)



そして、台からミシン本体を上に倒して、注油しました。
そうしたら、油が全体的にまわったからか、さらに勢いよく回るようになってきました。


2015/07/01

職業用足踏みミシンの整備、調整。そして運転練習。

前回は足踏みミシンのベルトの取り付けについて書きました。
私の足踏みミシン188U2も新品の革ベルトを無事装着することができたので、実際に足踏みで動かしてみました。
そしたら、針がペダルの動きに合わせて動き出しました。

ただ、何となく 重い。
動かしていると足が疲れてきました。

ミシン本体には既に注油をしていて、プーリーを回すと軽く回転したので、これは足の駆動部分の油が切れているなと思い、注油することにしました。
どこに注すかは、勘です。

金属の駆動部分、ペダルの左右、車輪の軸なんかが固まらないようにさしました。
これで合っているのかどうかはわからないので、注しすぎないようにしました。

注油して暫くすると、だんだんと動きが軽くなって、ペダルの踏み込みも楽になってきました。
またまたミシンへの注油の大切さを実感したのでした。


後は、ミシンに慣れて、自分に馴染んでくるようにするだけです。
直線だけで、電力も使わないので、いかにこの機械と自分の相性を良くしていくか。どれだけ愛着を持って大事にするかにかかっているのでしょう。

電動やコンピューターミシンになれていると、最初は操作に戸惑うことや、針の動きを思い通りに止められなかったりしますが、だんだんと慣れてきます。

自分の足の動きのとおりにミシンが動くので、うまくいくのも、失敗するのも自分次第。
使えば使うほどうまくなっていくような気がします。

また注油や清掃もこまめにして、大切にすればするほど、自分の動きに馴染んで、さらに思い通りに動いてくれる相棒になるような気がします。

※足踏み職業用ミシンは車輪が大きいので、家庭用よりも踏み込みに力がいるそうです。物理的に考えたら当然のことですよね。自転車も大きな車輪のものは力がいりますから。


2015/06/28

足踏みミシン、ベルトの取り付けと張り

購入した188U2はベルトがついていなかったので、TA(職業用)向けの革ベルトを購入しました。

足踏みの革ベルトは手芸店に行けば置いてあります。1500円程度です。
私はネットで購入したのでもう少し安く買えましたが、容易に手にすることができます。これは今でも足踏みを使っている人、放置していたものの復活させるために革ベルトを付け替える人がいるということの証でしょう。

届いた革ベルトを取り付けるために、封を解いてみましたが、はて、どうつけるのか説明がありませんでした。
ネットで調べてわかったの取り付けの流れは以下です。

1. 少し長めになっている革ベルトを車輪とプーリーにはわせて、長さを測り。
2. 適当な長さに切る
3. キリか目打ちなどで穴をあけ
4. 金具を穴にいれる
5. 穴に通した金具をペンチで挟んで固定
6.ベルトを掛ける

ベルト取り付け前に足で踏みながら両手で引っ張っておくとベルトが長持ちするとか。
革を一度伸ばして、しならせておくことが大事なのでしょうか。

ベルトの取り付け自体初めてなので、やや戸惑う部分もありました。穴あけはやや手間取りましたが、取り付けは問題なくできました。

そして、実際に足踏みをすると針も動きました。

ただし、数か月して厚いものを縫おうとすると革がスリップしがちになることがありました。また縫製時に下糸巻き器がベルトにあたってしまうことも時々ありました。

取り付け時、短く切ってしまうとベルト自体が使えなくなるので、余裕をもったポイントでベルトを切ったからだと思います。やや慎重になり過ぎました。

運転操作自体にそれ程問題がなかったので、そのままにしていたのですが、革ベルトも伸びてきて、再度調整して取り付けることもあると聞いたので、より張りがでるように取り付け直しました。

張りが適度になってから運転も楽になりました。足踏みもしやすくなり、回転がよりスムーズになったような気がします。

貼り具合について表現は難しいですが、ベルトを指で押してみて少しだけしなるくらいがいいと思います。
簡単に手を添えただけで、ビヨーンとなるのはゆるいのだと思います。
あまり強く張りすぎるとベルトが切れやすくなるそうです。





2015/06/27

長年にわたるテーラーさんのお友達。購入ミシンNO.35 シンガー188U2

このミシン(シンガー188U2)は、職業用TA型のスタンダード機種、シンガー188の後継機です。

シンガー職業用ミシンには103型と言われる機種がこれより前に販売されていました。
103型は筐体がよりスリムでカーブがあり、繊細な感じのするものです。家庭用ミシンを横に長くしたような形です。

今でこそシンガーの103型職業用はジャノメ台湾工場のOEM提供をうけて製造販売されていますが、シンガー日鋼の宇都宮工場があった頃までは、長年188シリーズを製造してきました。

後期の188は、ブルーチャンピオンや188 Professional という名前で、今でも町のリフォーム屋さんなんかで使われているのを見かけることがあります。

188シリーズは何十年と製造されていましたが、根幹の構造はほぼ変わっておらず、安定した縫い目と耐久性で信頼感があり、長年テーラーの人にも愛用されてきた機種です。

私も以前、興味があって行ってみたアンティーク屋ともガラクタ屋ともつかない倉庫を改装したお店でこの機種が置かれているのを見つけ、足踏みならこういうミシンが欲しいと思っていました。

足踏みやテーブルに収納されたミシンはずっと欲しかったのですが、家には置く場所もないし、ずっと手を出さずにいました。幸い、置く場所を確保できたので買ってみることにしたのです。

カーブの少ないスクエアなボディで、家庭用足踏みよりも装飾が少なく、質実剛健な雰囲気が漂うミシン。

販売者の説明では、手廻しでは針が動くがベルトがついていないということでした。
手廻しで針が動くのなら、ベルトを付ければ何とかなると思い購入しました。

続きはまた次回。


2015/06/24

コンパクトミシン・三羽烏。

コンパクトミシンの中で、利便性と性能で信頼のおける質の高いミシンと言えば、
エルナ・ロータス、シンガー・モナミ、ジャガー・メイトの3シリーズだと私は思っています。

ミシンのハナシ1の時に購入・紹介したコンパクトミシンは山崎ミシンくらいです。
山崎ミシンは垂直釜という点を除いて現行他社のコンパクトミシンとそれ程変わりありません。
パワーも50W程度まで、ボディはプラスチック、高速運転時にガタツキの心配があるというのが現行販売されているものの特徴です。
また、コンパクトだからと言って、持ち運び時に便利なように持ち手ハンドルやカバーに工夫があるわけでもありません。
そういうこともあって、基本的にミシンはフルサイズの方がいいと思っています。

上にあげた3シリーズは持ち運ぶ事を想定して、、本体・ケースともに非常に考えられた作りになっています。
そのミシンならではの独自性があり、ボディや骨組みが金属製ながら持ち運んでも重くない、ポップでかわいい外観ながらも、パワーがあって縫い性能も高いのです。
そう言う意味でも私はこの3シリーズをコンパクト三羽烏と呼んでいます。

簡単にそれぞれの特徴を上げて比較してみましょう。

エルナ・ロータス elna Lotus,                         
 
 カバー一体型(蓮の花の花びらのように開く)
 水平釜、金属ボビン
 スイス製
 パワーがあり、スピードが出る。段差を乗り越えるBOX送りで
 厚地もOK

マイナス点
 釜が針の後ろにあり、返し縫いボタンやレバーがなく、ダイヤル
 なので面倒。
 ドロップフィード(送り歯ダウン)はなく、針板カバーで代用。
 模様選択時にふり幅ダイヤルを0に戻さないと選択できないなど
 操作面でやや手間がかかる。


シンガー・モナミ Singer Monami                       
 
 カバーはスライド式、カバーをつけても大きさは変わらず。
 水平釜プラスチックボビン
 フランス製オリジナルほか日本製など
 パワーは普通だが、糸締まりが良い。

マイナス点
 ドロップフィードなし。針板カバーで代用。
 一部の機種でプラスチックギアが経年で割れる不安がある。




ジャガー・メイト Jaguar mate                         

 エンボス加工のオシャレなカバーは全体を覆う形。
 半回転垂直釜。
 日本製。
 パワーもあるし、使いやすい。
 縫い模様も必要なものがそろっている。
 ドロップフィードあり。

マイナス点
 フリーアームにならない。
  (S-1など一部にフリーアーム可の機種もあるが)
 音がやや大き目。他の2機種に比べて振動を感じる。


サイズは、elna lotusが一番小さく、次がジャガーMate、シンガーmonamiはこの中では一番大き目です。

重さはmateもmonamiも同じくらいでしょうか。elna lotusはやはり一番軽く感じます。持ち運びしても苦にならないのはelna lotusです。

個人的には、一番使い勝手がいいと感じるのはジャガーmateです。
オーバーロック縫いが出来るのもいいですし。垂直釜なのも私の好みです。
また普通のソーイングをするには十分なパワーがあり。なおかつコンパクトで持ち運びも楽。フリーアームにならないのはやや痛いところですが、これを補ってもあまりあるくらいにレバーやフットコンなども使いやすくなっていますし、操作が簡単なのです。
ただし、どれが好きかと言われたら、Elna Lotusでしょうか。

2015/06/19

フランス製、ポップなミシン 購入ミシンNO.34 シンガー Mon ami 353

購入ミシンNO.33はジャガーMATEでした。
日本のメーカー、ジャガーが放ったコンパクトミシンの渾身の一作。

そしてNO.34はアメリカが世界に誇るミシンメーカー(だった)SINGERのコンパクトの代表作Mon Amiシリーズの第1号機と言われているもの、Mon ami 353。


このミシンはフランスで誕生したもので、各国によってペットネームが異なりますが、我が国では今でも変わらずシンガーのミシンシリーズ名としてMon amiが使われています。 シンガー日鋼時代から、ハッピーミシンに譲渡された現在まで変わらずに日本のシンガーで使われているこの名前。

フランス語で私の友達を意味するMon Ami(モナミ)。

その名のとおり、傍らの友となるように付けられた名前なのでしょう。
愛着の持てるとても可愛い雰囲気を漂わせています。

モナミシリーズで、この353の後継機、モナミ394はNo.27として既に紹介しました。
こちらの方は外観がよりアメリカのミシンメーカーらしいのですが、353はどこでも愛される大き目の花柄をモチーフにしたポップな外観です。マリメッコの有名な花柄ウニッコのようなおおぶりな模様でケースから取り出すとパっと華やぐ雰囲気です。
プーリー内側も同じ模様でアクセントになっています。

縫い模様の数やレバーの位置などは若干異なりますが、全体としてはボディやケースは394や他のmonami とほぼ同じ大きさです。

ただし、細かい部分では違いがいつくかあります。
上糸を上部に立てて置く353に対いて、394は背面についていて、横にスライドする形。
左が353上糸立て、右は394の背面上糸通し。

394は針が手前に向け斜めになっているスラント針仕様でしたが、こちらはは普通に垂直針ということ。
加えて、394はフリーアームになりますが、353はフリーアームになりません。
針板やすべり板なんかも若干形が違います。
左が353垂直針、右が394のスラント針(斜め針)
394と操作感や針の動きなどはほぼ同じなので、特に目新しい事はないのですが、どんな外観なのか気になっていたので、実際目の当たりにすることが出来てよかったというところです。


2015/04/21

シンガー・モナミパステルにJUKI用のフットコンを入れてみる

シンガー・モナミパステルは手元操作が使いやすく作られて、ちょこちょこ縫うだけなら手元操作だけでも何とかなるのではないかと思わせるミシンです。

ただし、服を作るとか、丁寧にきっちりと仕上げたいものを作る際にはやはりフットコンがある方が使いやすいでしょう。

このモナミもいまどきミシンの特徴、オプションでフットコントローラーが付けられるということで、そのうち気が向いたらフットコンを買おうかと思っていました。

ただ買う前から1ピンジャックのフットコンだということはわかっていたので、もしかしたら数多くあるミシンのどれかのフットコンを流用できるのではと考えていました。
自分が持っている1ピンフットコンと言えば、JUKI HZL-7800用に買ったものが思いつきました。これはJUKIのSPUR25とも共通のもので、YC-485 という型番です。

YCという型版のフットコンはYDKモーター用に作られていると思われ、YC-480とともにYC-485 は最も汎用性の高いミシンのフットコントローラーです。
(各種フットコンについて詳しくは以前の記事で。)



HZL-7800用に購入したJUKIのラベルの入ったYC-485をモナミにつないでみたところ、1ピンの形状もほぼ同じなのか、入りました!

肝心の操作ができるかという点ですが、フットコンを踏んでみると

動きました!!

動きにやや滑らかさがないような気がするので、シンガー純正のものと抵抗値や電流などがやや違うのかもしれませんが、一応このYC-485でも動かせる事がわかったのでした。

2015/04/18

最近のミシン、LEDライト

シンガー・モナミヌウは最近の特徴でもあるLEDライトの付いたミシンです。


夏は白熱系のランプだと熱を持って暑いし、ランプの寿命もLEDが断然長いということで今のミシンでそこそこの機種は殆どLEDライトがついているようです。

私はLEDライトのミシンは初めてなのですが、以前からどれだけいいのだろうと思っていましたが、特にこれはいい!!と思える程ではありませんでした。

確かに寿命が長いのはいいですが、今までのライトもそこそこ持ちますし、LEDだとどうも冷たく感じます。

シンガーの15クラスミシンのころは後ろに外付けライトをつけるようになっていて、ライトをつけると火傷するくらい金属製のシェードが熱くなります。

だからどうしても必要な時以外はつけませんが、その他のミシン60年代から70年代以降のミシンのライトは付けたからといって、作業面(ベッド面)がそれ程熱くなっているとも感じませんし、特に不都合はありません。
50年代末のジャノメHL2-350ですらライトが熱いなんて感じた事はありませんでした。(もちろん、点灯すると白熱球は熱くなり、消灯後もしばらくは熱いので、面板を開ける場合は十分気を付ける必要はありますが、通常使用時に熱いと感じることはないです。)


長持ちするし、クリーンな感じがするのでいいのかもしれませんが、私はどちらかと言えば温かい感じのする白熱球が好きです。
電球色のLEDはいいかもしれませんね。

2015/04/17

モナミ・パステルのデザインと使用感。

うーん、まずこのミシン、使いやすいです。

手元ボタンはJUKI HZL-7800やセンサークラフト7510、山崎ミシンなんかでも経験済みですが、その時は手元ボタンでは全然ダメだと思っていました。
電動の山崎ミシンはともかく、7800やセンサークラフトは縫い初めと返し縫がどうしても遅くなってしまって、”はやい”にスピード設定していると3針程縫った後、いきなり変速し、針が早くなるのです。
その点モナミパステルは、スピード設定を一番早いに設定しても自然に加速していくので、フットコンを使った時と加速の感覚が似ているのです。
全体として滑らかな動きです。

一時的に遅くしたい時は、その時だけスローにするボタンもあります。

スタートや返し縫などの運転操作ボタンも押しやすい位置にあり、運転中は緑に光っているので見やすくボタンも押しやすい。使いにくいと感じる部分が殆どないのです。

また、糸通しですが、本体にどこを通すか番号をふって書かれているので、順番にそって、↑の表記どおりに通していけば、説明書がなくても糸通しの仕方がわかります。下糸も点線矢印でわかりやすく上糸と区別して番号がふられているので、こちらも親切。



いまどきのミシンは、何より使いやすさを重視しているのでしょうね。

そして、”いまどきミシン”はこういうものなのか、糸通しのスリットがかなり細くなっていて、天秤などの上軸機構がある中が全く見えません。今まで見ていたミシンとは明らかに違います。ホコリなどが入りにくいのでしょうが、糸がらみなどあった時に取り出しにくく、いいのか悪いのかわかりません。最近のミシンはこうなっていることが多いみたいです。

好みにもよるでしょうが、デザインは悪くありません。断言できます。
家電店や手芸店でよくみかける曲線がおかしく配置されているミシンとは違い、全体が自然な曲線で構成されています。
横から見ても独特な曲線でなかなかです。

ボタンもこの曲線のボディになじむようになっていて単純な○型だけでなくオーバル型のものもあります。色も白地に濃い青なので、安っぽくはありません。

そして、思っていたよりボディは小さいです。
一応このミシンはコンパクトではなく、フルサイズの範疇に入るようなので、懐の空間は小さいわけではありませんが、全体として小さい印象です。重くもありません。

ただ、今のミシンの特徴なのですが、昔のミシンにあった重厚感とか機械的な雰囲気が感じられません。プラスチックのボディによるものなのかしれませんが、綺麗でサラッとしている感じです。
昔のミシンは、モーターや油の匂いがする機械でしたが、今のミシンは家電製品に近いのでしょう。
80年代とか90年代のミシンともちょっと違うような気がします。

消費電力は50W と職業用をはじめ、HZL-7800 ベルニナやメモリークラフトなどのかつての頑丈な家庭用ミシンの半分くらいです。
電子ミシンや昔のコンピューターミシンと比べて、モーターの消費電力や大きさは小さいのですが、コンピューター制御の性能向上により、数字以上のパワーと貫通力があるとのことでした。

最初、針の動きを見る限りそんなに貫通力があるようには見えませんでした。音も非常に静か、というかおとなしいとも感じます。
頑丈で貫通力のあるミシンは針が半分くらいまで下がった後にさらに力が増すような動きに見えるのですが、このミシンは規則正しく普通の上下をしているように見えます。

ただし、このモナミ、静かでおとなしい針の動きに見えるものの、そこそこ貫通力はあるようです。
あまり負荷をかけるのはよくないので、無理はさせたくありませんが、16番の針・普通押えで革2枚重ねを縫う事ができました。ハスクバーナ・エメラルド183では縫えずに途中で止まってしまったものです。(エメラルドは北米仕様120Vのものを100V電源で使用した時ですが)

厚い布だと感知したらコンピューター制御でパワーアップするようにでもなっているのでしょうかね。
何となく一針目で厚いと感知したら、ガシガシと針が入っていくような感じがしました。
革を縫ってみて、このモナミヌウはそこそこ貫通力があるのだということがわかりました。

その後、革を3枚にして段差があるようなものにすると、ちょっと送りが悪くなってしまったので、貫通力はあるが、ベルニナやJUKI HZL-7800なんかと比較すると送りがやや劣るのかなという印象です。

テフロン押えにしたら少しは改善されるのでしょうが、より送りを確実にするためには別売りの上送り押えが役に立つのだと思います。
貫通力はありますから、上送り押えを使って革を送ることが出来れば、問題なく縫えるのではと感じました。今まで送りと貫通力が優れたミシンを使っていたことや、キルトもしないため、上送りが必要だと感じた事はなかったのですが、初めて上送り押えの必要性を感じた出来事です。

普通の布を縫うには十分だと思いますし、テレビでやっているデニム10枚とかそういうのも問題なく貫通しそうな気がします。
革とか帆布など厚く硬めの素材をよく縫う人はもっと頑丈なミシンの方がいいかもしれませんが、通常の使い方をする分にはこれで十分でしょう。

難素材や厚地も上送りなどのオプションを使いながら使えばある程度まで縫う事も出来るはずですし、このミシンはなかなか優れたミシンです。

2015/04/15

いまどきのミシン 購入ミシンNO.29 シンガーモナミ パステルSC-380

以前から気になっていた最近のシンガーミシン。

Singer SC-380
一部では今のシンガーはメーカーではないし、あえてシンガーを買う理由がないという意見もあるようですが、私としては手芸店などに行けば、殆どの店に置いているシンガーのミシンがずっと気になっていました。

あるネット販売もしているミシン屋さんでは、シンガーのミシンをかなり推していますし、私自身デザインは悪くないと以前から思っていました。

いまどきのミシンには少なからず興味があったのですが、いまだ新品ではミシンを買った事のない自分にはなかなか縁がなかったのです。

購入したシンガーのミシンももちろん中古ですが、私が持っているミシンの中では、ハスクバーナ・エメラルド183とともに一番新しいミシンだと思います。

私の中でいまどきのミシンとは、

 ・プラスチックの白っぽい丸みのあるボディ
 ・水平ガマ・プラスチックボビン
 ・上糸スプールが前面で水平にある。
 ・液晶画面に、送り長さやふり幅、押えなどが
  表示されるもの
 ・ワンタッチ○○ という機能がある。
 ・手元スタート・ストップがあり、光る。 
 ・フットコンはオプションで付けられる。
 ・自動糸切がついている。
 ・縫い模様が豊富
 
などの条件を満たすものです。
これだけミシンを購入したにもかかわらず、これらを満たすミシンを持っていませんでした。

上記のうち、私の中で”いまどきミシン”の一番の条件である、水平ガマプラスチックボビンのミシンはジャノメ・センサークラフト7510を購入していましたが、これは20年ほど前のミシンですし、液晶画面が今っぽくありません。
エメラルド183はそれに近い液晶を持っているのですが、手元ボタンがなくフットコン専用です。
そして、センサークラフトもエメラルドも自動糸切がついていません。

”いまどきのミシン”で上位の機種には必ず付いている自動糸切。
この機能を開発したJUKIのミシンにはかなり古い機種にもついていますが、殆どのミシンメーカーが採用するようになったのはそう遠くない話です。
ベルニナも今は上位機種にはついていますが、私が持っている機種は全てそれほど新しくないので、どれにもついていません。

今回とり上げるシンガーモナミヌウシリーズも中位以上の機種にはついています。
そういう意味でもこのミシンは、”いまどきミシン”なのです。

シンガー モナミ ヌウ 縫うからヌウなのか、ヌーベル 新しいモナミだからヌウとしてかけているのかはわかりませんが、先日紹介した昔のシンガー・モナミとは明らかに違う雰囲気のミシンです。
モナミとはいっても、ボビンも11.5㎜厚と普通のミシンと同じ。モナミ用として売られているものでは合いません。とにもかくにも今の時流に乗ったコンピューターミシン

綺麗ですっきりとしたかわいいボディ、今のミシンの特徴を兼ね備えたこのミシン。
丸みがあり、艶があって、軽くスポッとはまるミシンカバーにも”いまどき感”が出ています。私が思う”いまどきミシン”はカバーも大きな要素です。


頑丈でパワーのあるミシンばかり買ってきて、最近のミシンには縁がなかった自分が、初めて手にした”いまどきミシン”。
そこにあるというだけで、何となく嬉しく感じます。

実際に使った感想はまた次回